国枝師「前の2頭が思ったより動いたので時計は速くなったが、リズム良く走っていた。先週に続きいい動きだったので満足している」
−−京成杯AHで悲願の初重賞制覇を達成しました。
国枝師「それまで、善戦はするが、なかなか勝てない歯がゆいレースが続いていたので、乗り役(後藤騎手)と、『強気に(勝ちに)行こう』と話していた。最後は、接戦になったが、よくしのいでくれた」
−−春に比べてどこが変わりましたか。
国枝師「ひと夏を越して、古馬のように風格が出てきた」
−−初めての京都コースについては。
国枝師「利口な馬だから、平常心を失うことはないでしょう。長距離輸送も、北海道(牧場)まで何度も経験しているから大丈夫」
−−親子制覇の期待がかかります。
国枝師「父のゼンノエルシド(2001年優勝)から、豊かなスピードを受け継いだ。性格も穏やかでレースはしやすい。親子制覇を達成して、父親の名を高めたいね」
−−意気込みをお願いします。
国枝師「相手は百戦錬磨の古馬。手強いけど、前走のような位置取りでリズム良く走れれば、チャンスはあると思っている」
−−もう一頭のピンクカメオについても、聞かせてください。
国枝師「秋の2戦とも有力馬がスローペースに持ち込む厳しい展開を強いられた。でも、今度はベストのマイル戦。相手は古馬の牡馬で、楽な競馬はさせてもらえないと思うが、NHKマイルCを勝った時のように、終いを生かせれば楽しみはある。応援してください」