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2軍落ちの巨人・上原 メジャー行きは大丈夫なのか?

 お先真っ暗…。巨人上原浩治(33)が絶望の淵に沈んだ。開幕から4敗目、出ればKOというピッチングで2軍落ち。FA権取得と同時に大リーグ行きの意思を見せたが、それもここへきて評価ガタ落ち。引退も、の声も出る始末である。

 「ショックありあり、とはあのことでしょう。2軍行きを通告された後の上原は顔面真っ青になっていましたね。どうしていいか分からない状態で、周囲はあまり落ち込まなければばいいが…と心配しています」(巨人担当記者)
 上原がFA(フリーエージェント)の権利を取得したのが4月7日。そのときは笑顔でご機嫌だった。
 「大リーグ行きもね、えへへへ」
 このオフからの進路に待望の大リーグ行きの可能性が大きくなり、やっと夢が叶うと、ほんとうに嬉しそうだった。
 「そりゃそうだろう。10億円単位の収入が予測できたんだからね。巨人で三流投手だった岡島(秀樹)がレッドソックスで大金をつかんだし、今年もロッテの小林(雅英)や薮田(安彦)、楽天の福盛(和男)らが高額契約で米国に行った。自分なら20億円は固い、と考えただろうし、十分その可能性があった」(巨人OBの評論家)
 巨人のフロントの1人も「残ってほしい投手」としながらも「引き止められないだろう」と覚悟していた。
 「残留の要望をした場合、上原は相当大きな条件を突きつけてくると思う。年俸なら複数年で、1年10億円。さらに現役引退したら監督に、などかな。いずれにしても難しい話になる」(巨人関係者)
 それが一転、状況は180度変わってきた。
 「契約金を含め、ひょっとしたら上原の方から契約してくれ、と泣きついてくるのでは、とまで深読みしているとも聞きましたが…」(事情通)
 こんな見方もある。
 「原監督が球団に貸しをつくるために意識的に上原を2軍に落とした、という声が出ている。つまり上原の商品価値を落とすというわけです」(ベテラン記者)
 上原がこだわる大リーグ行きも風向きが変わってきた。大リーグ通が語る。
 「最悪の状況になった。今では、大リーグでは通用しない、と評価はガタ落ちで、肩が壊れているのではないか、とスカウトたちは疑心暗鬼になっています。上原がまともなら、彼を獲得に成功したスカウトは球団から大きなボーナスが出るのだが、逆に故障持ちだったら、自分が仕事を失うとあってスカウトは上原の情報取りで必死だ」
 上原は昨年、抑えとして成功。今シーズンは「日本一奪回のキーマン」として原監督の指示で先発に戻った。しかし、開幕投手は高橋尚に取られた。その辺から気力が萎えた、との指摘もある。
 先日の阪神5回戦(甲子園)に先発した上原は4回1/3を10安打5失点でKOされた。この試合後、女房役の阿部(慎之助)は「3回から急に、球が来なくなった。フォーク中心の組み立てに変えざるを得なくなった」と語っている。
 「上原はキャンプでの、先発用の練習が十分でなかった、との指摘がある。それはキャンプでのコーチの管理の甘さと怠慢さ。さらに原監督の管理能力の問題。周囲は上原に同情的ですよ。原監督に都合よく使われて、とね」(ベテラン記者)
 とはいっても結局投げるのは自分自身。大リーグ行きに赤信号が灯り、上原は2軍で反省の日々…。

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