☆中山11R「カーバンクルS」(芝1200メートル)
◎7ナックビーナス
○4クリスマス
▲6オメガヴェンデッタ
△2ベルルミエール、10キャンディバローズ
「前走(ラピスラズリS)は抜け出してから、遊んでいたようだ」。ナックビーナスの杉浦調教師はそう振り返った。惜しくも2連勝は成らなかったが、実力を示したことも確か。遊ぶ余裕があった、ということはまだノビシロがある証し。<4423>と、底が割れていない明け4歳馬、516キロと雄大な馬格にも恵まれプラスアルファは大きい。横山典騎手も前走の教訓を無駄にはしない。最後まで集中させてチャンスをつかむ。相手は、クリスマス。函館2歳チャンピオン(13年)で能力は自他ともに認めるところ。京阪杯(10)着は、道悪馬場に殺されているだけに、馬場状態が鍵だが、良馬場なら逆転も十分考えられる。穴は、オメガヴェンデッタ。昨年の阪急杯でミッキーアイル(16年JRA賞・最優秀短距離馬)と0秒1差2着の接戦を演じている、実力の持ち主。休み明けとはいえ侮れない。
☆中山10R「初茜賞」(ダ1800メートル)
◎14トウカイエントリー
○6エネスク
▲5アルセナーレ
△4パイロキネシスト、7モンサンアルナイル
骨折休養(10か月間余)明け以降、6着、4着と復調著しい、トウカイエントリーが狙い目。3走前の初日の出賞(中山1800メートル)は昇級緒戦ながら、0秒1差3着と好走、1発でメドを立てている。確かな実力が備わっており、軌道に乗ったとなればチャンスは十分ある。当面の相手は、エネスク。目下、連続2着中と、デキの良さは目立っている。穴は、アルセナーレ。前走は1番人気(16着)を裏切っているが、苦手の脚抜きの良い馬場が敗因。時計がかかれば逆転も。
☆中京11R「中京スポニチ賞」(ダ1900メートル)
◎1キングカヌヌ
○15ドラゴンバローズ
▲6デグニティクローズ
△7ランドオザリール、16シャイニービーム
中京1900メートルはここまで、2勝、3着1回と適性の高いキングカヌヌ(持ち時計はメンバー最速)。不利な休み明けで0秒2差2着と好走した、前走は真骨頂。本来、使われて良くなるタイプで休み明け2戦目の上積みは大きい。ハンデ56キロも許容範囲。期待できる。相手は、デキの良さが目立つドラゴンバローズと、クラスの安定勢力デグニティクローズ。
☆京都11R「すばるS」(ダ1400メートル)
◎11ソルティコメント
○9タガノエスプレッソ
▲12スマートアヴァロン
△3ナガラオリオン、5ブラゾンドゥリス
「状態は太鼓判を押せる」。大江原助手がチャンスに意欲を燃やす、ソルティコメントに期待。前走8着は、勝負どころで不利を受け、流れが途絶えたことが敗因。しかし、そこから諦めず、0秒6差まで迫った内容は評価できる。休養前は破竹の3連勝で麦秋Sを制している逸材。スムーズに運べれば起死回生の一発がある。相手は、タガノエスプレッソ。前走は初ダートをものともせずに快勝、勢いに乗っている。デムーロ騎手に乗り替わった、スマートアヴァロンも侮れない。
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。