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三重県明和町発! 謎の黒いラーメン

 「斎王」とは天皇に代わり、伊勢神宮の天照大神に仕えるための未婚皇族女性のことである。660年前から斎王制度が続き、その間、約60名の斎王がいた。

 三重県多気郡明和町では、毎年6月に、伊勢神宮へ向かう斎王と従者の行列を再現した『斎王まつり』が開催されている。
 「来々軒」という中華料理店では、明和町の特産品を使った「斎王ラーメン」を出している。このラーメンは潮の香り豊かなあっさり味のスープなのだが、麺が黒いのである。これは明和町の特産「伊勢ひじき」を練り込んだひじき麺を使用しているからだ。
 明和町を含む伊勢地方では、国内消費の約70%ものひじきを加工生産している。ひじき製造時に出る規格外品を再利用し、10μ以下の微粉末パウダー状にして、三重県産の小麦粉と混ぜたものがひじき麺である。パウダー状にすることで、栄養素の含有量と吸収量をアップさせている。そのため、通常の麺に比べ、茹で時間が短く、コシが強く、のび難いなどの特性があり、鉄分・カルシウム・カリウムなどのミネラルや食物繊維を豊富に含んでいる。

 店主の濱口昌久氏は、「ひじき麺が伊勢うどんのように有名になればいい」と、海ブドウの冷麺などの、ひじき麺を使った新しいメニューを次々に作り出している。営業時間11時30分〜15時、17時〜22時30分。定休日火曜。

 また明和町では、「伊勢ひじき」をもっと多くの人々に知って食べてもらおうと、特産品を扱う直売所「あざふるさと」で、ひじきラーメン(生麺2食入)600円で販売し、美容と健康によいというひじきうどんも出している。この他の特産品にはひじきカステラ、ひじきおかきなどがある。

(皆月斜 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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