「さよならドビュッシー」は、火事で全身に大やけどを負いながらもピアニストの夢を追い、障害を乗り越えるヒロインの周辺で不可解な事件が連発する音楽ミステリー。注目の橋本がヒロインを熱演し、探偵役のピアノ教師には“クラシック界の貴公子”清塚氏が起用された。中山氏の同名の原作小説は、第8回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品。1月26日から全国公開。
イベントは、清塚氏のピアノリサイタルで始まった。作詞・作曲も手がけた泉が主題歌「境界線」を熱唱し、「さよならドビュッシー」がダイジェスト映像で紹介された。
トークショーでは、橋本がいきなり、「今日、思い出したんですけど、死にかけたんです。殺されかけたんです」と語り始めた。会場が異様な雰囲気に包まれたが、火事の場面の撮影でセットを燃やした際、火の勢いが想定を越え、橋本が、カットがかかる前に逃げたという。監督が、「よく、逃げてくれました」などとフォローするも、橋本は、「たいへんでしたねー、というのを今日思い出しました」と意外と平気そう。
また、橋本がドビュッシーの楽曲「月の光」の最初の部分をピアノで弾き、清塚氏が絶賛。今月12日に誕生日を迎えた橋本へ、サプライズでバースデーケーキのプレゼントがあり、清塚氏の伴奏で会場中から「ハッピーバースデー」の歌声があがると、橋本が目をうるませる場面も。
橋本は、「ぜひ、映画を楽しみにしていただいて、ぜひ、感想なども、ツイッターや2ちゃんねるに書き込んでいただいて、アメブロとか、フェイスブックとか見ますので。どんな意見でも、思ったことを素直に書いていただけたら幸いです」とメッセージを送った。(竹内みちまろ)