日本推理サスペンス大賞受賞作を映画化した「黄金を抱いて翔べ」(原作:高村薫)。主演の強奪実行犯を妻夫木聡が演じ、強奪チームのリーダーは浅野忠信。この日は、特別出演しているマツコが、同作の大ヒットを記念して登場。
作品の上映後、まずステージに登場したのは井筒監督。マイクを持つと、「劇場を出たら、フェイスブックと、ツイッターと、何でもいいからつぶやいといて」とあいさつ。司会者からつっこまれても「これしか言う事ないから」とジョークで切り返し、爆笑を誘った。
井筒監督のトークですっかり盛り上がった会場に、さらにマツコが登場。しかし、マツコは、「こんなに胸を張ってこれない場面もない」と何やら恥ずかしそうな雰囲気。マツコいわく、マツコの出演時間は「5秒にも満たない」そうで、映画を見終わって内容を知っている観客はマツコの言葉に大爆笑。マツコは、井筒監督に「もうちょっと使ってよ」とからみ始めるも、監督から「(マツコは画面に)長々と出すものじゃない。世の中に失礼。5秒でいいんだよ!」と逆に言われてしまう始末。しかし、そんなマツコを起用した理由を問われた監督は「俺の恋人だからよ」とキッパリ。マツコは「恋人はおこがましいけど、3発くらいはやったことがある」と暴走し、笑いを誘う場面も。
マツコと井筒監督は、女性客がたくさん詰めかけた会場へ、「女性は文化にお金を使うけど、男はエロにしか使わない」「みなさん、野郎どもに、(作品のよさを)伝えて下さい!」とメッセージを送った。(中村道彦)