昨年はここを勝って天皇賞・秋→マイルCS勝ち。このレースから飛躍を遂げたといっても過言ではありません。昨年の安田記念と宝塚記念4着時は、まだひと皮むけていませんでしたが、集中力を欠く癖のあるメジャーを夏の間、陣営が必死で調教を重ねた結果、それが結びついたのです。
さて、今年も昨年と同じローテーション。馬インフルエンザ騒動で1週間ほど帰厩は遅れましたが、牧場でも十分に乗り込み体をつくって帰ってきましたから調整に狂いはないようです。前走時、減っていた馬体も戻っているみたいですしね。最終追いでは終いを強めに追われ、迫力満点の動き。気配や雰囲気はさすがGI馬で、気持ちのスイッチも戦闘モードに切り替わりました。
6歳でも使い込んでいないので馬が若く、一層パワーアップしています。初の59kgも大型馬ですし、それほど気にはしていません。得意距離に開幕馬場。好走条件もそろっています。今秋のGIはインフル騒動で海外遠征を取りやめる馬が続出。“ケガの巧妙”といったら御幣はあるかもしれませんが、天皇賞・秋には最強メンバーが集結することになりそうです。まずは、その小手調べ。始動戦のここは確実に勝っておきたい一戦です。