さて、今週はいよいよ南関東競馬ファンが待ちに待った「第59回東京ダービー(SI)」が大井競馬場でおこなわれます。中央ではキズナ、エピファネイア、ロゴタイプ、コディーノの4強と言われおおいに盛り上がった日本ダービー。南関東も負けてはいません。羽田盃を勝ったアウトジェネラル、京浜盃でアウトジェネラルを破ったジェネラルグラント、重賞2勝のインサイドザパークとソルテ、重賞2連勝中のアメイジア、そして東京プリンセス賞を含む重賞3勝の紅一点カイカヨソウなど、層々たるメンバーが揃いました。日本ダービーに勝るとも劣らない好メンバーで争われる南関東の大一番、瞬きしている暇がない熱き戦 いを見逃すな!
ダービー馬の栄冠に輝くのはこの馬!ベビーフェイスなイケメン・野村周平こと◎アウトジェネラルです。前走の羽田盃では、好位3番手からの競馬で上がり最速を記録。それも次点に0秒9差と他の追随を許さない圧巻の走り。この差はそう簡単に縮まるものではありません。4走前から少しづつ馬体重が増えつつパフォーマンスを上げていることから今がまさに充実期。追い切りでは気合いを注入され、前走よりさらに状態は上がっています。唯一の不安は、最内枠ということで自分のリズムで走れず嫌気を差してしまわないかが心配ですが、そこはこの馬の良さを最大限に引き出せるベストパートナー御神本騎手。包まれないように上手く先導してくれることでしょう。
対抗はリベンジを狙う○ジェネラルグラントです。本命馬と互角の力を持っている本馬ですが、前走の敗因は3つ。1つは勝つために強気の仕上げをしたがために余力がなくなってしまったこと(前走後放牧に出ておりリセット済み)。2つ目は最内枠で包まれてしまいリズムよく走れなかったこと(今回は5枠7番なので問題なし)。3つ目は馬場です。これまでダート戦で複勝圏を外したのは2回。いずれも重馬馬で、湿った馬場は得意ではないようです。東京ダービーまでの天気予報を見てみると、雨予報はなく良馬場でおこなえるようなので好勝負が期待できます。
▲は上記2頭を道営時代に負かしている剛力彩芽ことカイカヨソウです。前走の東京プリンセス賞では、最後の直線でゴールが近づくにつれてストライドが伸びており、1ハロン延長は望むところ。そして何より次週の関東オークスではなく、牡馬との闘いを敢えて選択してきた点に注目。ましてや1番人気が予想される同厩のアウトジェネラルがいるにも関わらず出走ということは、それだけ勝負になると踏んでのこと。一発がありそうです。
今回は甲乙つけがたい3頭で勝負です。
◎(1)アウトジェネラル
○(7)ジェネラルグラント
▲(13)カイカヨソウ
買い目
【馬単】4点
(1)⇔(7)(13)
【3連単】6点
(1)(7)(13)ボックス
※出馬表などのデ ータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハ ッシー
山梨県出身。学生時代、大井競馬場で開かれた大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後、北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えもあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。顔は馬面。現在はフリー。