アイドルのデビュー曲としては意外ともとれる切なくも疾走感のあるナンバーとなっている本作の世界観に寄り添うかのように、モチーフとなっている“花”と幻想的な光が印象的なミュージックビデオに仕上がっている。
日本で最も長い歴史と伝統を誇るレコード会社である日本コロムビアのアイドルレーベルとして2016年4月に発足されたLabel The Garden。Flower Notesは同年8月に開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL 2016」にてseeDreamとして初ライブを飾ったメンバーの中から選抜された、湊帆洋、高橋みお、木村咲彩、長澤佳歩、葉月ことみ、藤井愛願の6名によって同年9月に結成された、同レーベルからは初のメジャーデビューを飾るグループとなる。
ミュージックビデオと同時に解禁された今作の新ビジュアルでは昨今のアイドルの方向性とは一線を画するかのような淡く繊細で、儚げな世界観が表現されている。ミュージックビデオではピンクのコスモス、アートワークでは紫のライラックがそれぞれモチーフとして登場しており、花言葉の意味を考えると今回のメジャーデビューシングルがまるでコンセプト作品であるかのようにすら思えてくる。
2曲目に収録されるカップリング曲の「ライラック」はその名の通り、ライラックの花の可憐さを感じさせる軽快なビートが印象的なナンバー。3曲目にはそれぞれカップリングとしてType-Aには「ゼンマイ仕掛けのロマンス」、Type-Bには「Sugar&Milk」が収録される。どちらもアイドル感溢れる楽曲に仕上がっている。