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“現代のベートーベン”にはゴーストライターがいた!!

 聴力を失った作曲家で「現代のベートーベン」と呼ばれていた作曲家の佐村河内守氏の代表作である「交響曲第1番 HIROSHIMA」などの楽曲が別の人物が作ったものだったことが5日、発覚し大騒動に発展した。

 佐村河内氏は35歳で完全に聴力を失いながらも作曲家として活動。4歳からピアノを習い、そこで身につけた音感を生かし、メロディーを楽譜に書いていくとされる、12年にNHKの番組で特集され大ブレーク。「交響曲第1番 HIROSHIMA」に予約が殺到するなど、以後、CDは累計18万枚を売り上げ、クラシックでは異例のヒット作となっていた。

 ところが、5日、佐村河内氏の代理人弁護士がマスコミ各社に文書で「すべて自身が作曲したものであるとして活動してきたが、その説明の一部に誤りがある」と、楽曲は別の人物が作っていたと認めた。その人物とは、桐朋学園大非常勤講師の新垣隆氏で、6日発売の「週刊文春」(文芸春秋)で「佐村河内氏のゴーストライターを18年間にわたってやっていた」と暴露している。

 「もともと、昨年発売された月刊誌で佐村河内氏にゴーストがいるような記事があり、それがきっかけで佐村河内氏と新垣氏の間に亀裂が入り、新垣氏の暴露に至った。とはいえ、これまでメディアは散々、佐村河内氏を持ち上げて来ただけに蜂の巣をつついたような騒動になってしまった」(ワイドショー関係者)

 NHKやテレビ朝日など、佐村河内氏の特集を放送した各局は5日から6日にかけての番組内で謝罪。レコード会社「日本コロムビア」はCDの出荷やインターネット配信を停止。コンサートツアーは中止となり、各出版社の書籍の絶版・回収も決定するなど、関係各所は大ダメージを受けてしまった。

 「文春」で暴露した新垣氏は6日午後、都内で会見を行うが、その口からはさらなる衝撃的な事実が語られそうだ。

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