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謝罪会見で見事にすべった板東英二

 昨年12月に個人事務所「オフィスメイ・ワーク」が名古屋国税局から11年8月期までの7年間で約7500万円の申告漏れを指摘されていた、元プロ野球選手でタレント・板東英二が10日、大阪市内で謝罪会見を開いた様子を各メディアが大々的に報じている。

 申告漏れ発覚後、板東が公の場で発言するのは初めてだったが、報道をまとめると、板東は会見開始直後、「誠に申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げ謝罪。その後は、厳しい質問が飛び重苦しい雰囲気だったというが、申告漏れした7500万円について、「国税局からどういった指摘を受けたのか」という質問が飛ぶと空気が一変。

 なんと、板東は「あの…私…実は…ずっと…」と話しづらそうに口を開き、「ご存じの方がいるかどうか知りませんが、十数年以上、20年近く植毛をやって参りました」と突如カミングアウト。「カツラが経費として落ちると聞いておりましたので、当然植毛もと思っておりましたが、今回の調査で美容整形と同じだと言われて、そこで初めて分かりました」と釈明すると集まった報道陣からは失笑が漏れたという。

 板東は申告漏れを招いた理由を「税について無知だった」とし、「個人と事務所のお金を1人のスタッフが管理し、どんぶり勘定になっていた」と説明。脱税疑惑は、同席した弁護士が「報道されているような架空外注や架空貸し付けにあたることは一切なかった」と否定したというが、かなり無理のある会見だったようだ。

 「植毛をカミングアウトしたのは、板東流の“苦肉の策”で、なんとか脱税疑惑から話をそらそうとしたようだが、問題の“核心”については触れずじまいで、まったく後ろめたさも反省も感じさせなかった。テレビでは名司会者だったこともある板東だが見事にすべった会見。何度も声を震わせ、テーブルにぶつけるほどに頭を下げるなどしたが芝居がかっていた」(会見を取材した記者)

 今後の芸能活動については事務所を閉鎖し、当面の間、フリーで活動する見通しだというが、問題発覚以降、レギュラー番組を全て降板。現在もオファーはないそうだが、「業務提携していた大手芸能プロからは問題発覚の時点で業務提携を打ち切られてしまった」(芸能記者)。

 板東は「どんな仕事でもいただければ。仕事しか取りえがない男。今一度チャンスをください」と涙ながらに訴えたが、このままではテレビ復帰は難しそうだ。

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