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ヴィクトリアマイル エイジアンウインズ 勝ったからこそ明かされた打倒ウオッカの秘策とは!?

 18日に行われた「第3回ヴィクトリアマイル」(JpnI 東京芝1600m)は5番人気のエイジアンウインズが優勝。女帝ウオッカを抑え、初GI制覇を飾った。勝ち時計は1分33秒7(良)。そのウオッカは最後まで脚を伸ばすも2着が精いっぱい。勝負を分けたのは、ここにかけるモチベーションの差だった。

 ウオッカとエイジアンウインズの明暗を分けたのは、“モチベーションの差”と言わざるをえない。
 海外遠征後、帰厩して約2週間で挑んだウオッカに対し、エイジアンは3歳時の昨春、「桜花賞に出そうと思えば出せた」(藤原英師)が脚元に不安があったためにパス。1年も前からここを最大目標にトレーニングを課してきたのだ。かたや王道、かたや裏街道と、たどってきた道のりは天と地ほどの差があるが、この歴史の浅いGIにかける意気込みが両者の明暗を分けた。
 もちろん、藤田騎手の好判断がなければ、女帝にひと泡吹かすことはできなかった。前半3F35秒7はマイル戦にしては遅いペース。“普通”のジョッキーなら超スローを逃げ切った前走・阪神牝馬S通りの競馬をしてもおかしくはなかったが、意識的に下げ、道中は6番手を追走。藤田が明かす。
 「今後のために馬込みの中で競馬をさせたかったというのもあるが、いくらスローでも東京千六で逃げ切るのは難しいから」
 昨年の安田記念(コンゴウリキシオー=2着)、もう少しで逃げ切れた苦い経験があるだけに、この言葉には実に説得力がある。“単純な逃げではウオッカに勝てない”…そういわんばかりの誰もがアッと驚く会心の騎乗だった。
 一方で、ウオッカに対するニュアンスも彼とトレーナーでは微妙に違っていた。藤原英師は「レース前から『ウオッカをどうするか』と考えていた。力勝負なら結果は違っていたかも」と女帝に敬意を払った。逆に「胸を借りるつもりで乗っていたけど、うまく運べば負かせると思っていた」とは藤田。いかにも彼らしいアグレッシブな姿勢が勝利の女神を呼び込んだのかもしれない。

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