18人の選抜メンバーのなかで、3列目11番目に呼ばれた松村はしばらく声を出すことができなかった。そんな松村は、番組MCのバナナマン・設楽統から、「正直、色々ありましたからね。オレ、今回、入んないと思いました。松村もそういう風に思っていたんじゃないですか?」と語りかけられると、小さく何度がうなずいた。「ステージに立つのも、人前に出るのも怖くなっちゃって、自分でもずっと、もうダメだって思って」と語りだした松村は、「もう私、出来ません」とも言っていたという。さらに、「頑張らなきゃいけないと思います…でも、なんか…」と現在の率直な思いを語った。
そんな松村に、設楽は「しょうがないじゃんって感じだよね。もちろん、責める人の事もわかるし、やっちゃったのは自分だから責任はあると思うけど、昔のバカみたいな事を言っている松村が戻ってきてくれないと寂しい」と激励した。それでも不安がる松村に対し、さらにバナナマン・日村勇紀が、「まあ、もういいでしょ。もう痛い目を受けたんだし、もういいでしょ。誰も松村がいるのイヤだなんて思わないよ。ぶっちゃけ、全然大丈夫よ。最近、番組でも元気なかったから。明るくいきましょう」との言葉を贈ると、松村は涙を浮かべながら、「はい!」と力強くうなづいた。
松村の選抜入りへの賛否とともに、バナナマンのこの対応についても、ネット上では話題になっている。「設楽は避けないでしっかりとスキャンダルのネタに斬りこんだ」「番組のMCとして、できる範囲で頑張った」という意見とともに、「日村は甘すぎじゃない?」「ここまでフォローしちゃったら、選抜に入れなくとも頑張っているメンバーがかわいそう」などの声も。
選抜発表後、自身のブログを更新した松村は、「今回の選抜には入らないだろうと思っていたので名前を呼ばれた時はすぐに理解出来なくて出てくる言葉を紡ぐのに必死でした。あの時のバナナマンさんのお二人の言葉がどうしようもなく嬉しくて嬉しくて涙が止まりませんでした」と綴っている。自身をかばってくれたバナナマンに対し、その恩をどう返していくのか、松村の本当の戦いはこれからだろう。