乃木坂46の選抜発表では、これまで必ず同番組内で発表されており、選抜に選ばれたメンバーは、MCのバナナマンから、それぞれ声をかけられ、コメントを求められる。今回、11枚目のシングルでも通常通り同じ形式が採用されると思われることから、ファンの間では、「松村沙友理は選抜メンバーに選ばれるのか?」ということが注目されている。
松村は第1期生として乃木坂46に加入。これまで同グループの主力メンバーとして、すべてのシングルで選抜メンバーとなっている。ただ、昨年10月に一部週刊誌に、大手出版社勤務の既婚男性との路上キスシーンの写真が掲載され、その後、ラジオ番組で謝罪。さらに自身のブログでも、「何をしたらいいのかも正直 毎日悩んでいます。私の行動で沢山の方に不快な思いをさせてしまったと思います。自分の置かれている立場を何もわかっていませんでした。皆さんを失望させてしまったことを考えると毎日苦しくて苦しくて仕方ありません。本当にごめんなさい」と綴った。“路チュー”という言葉が、その後も多く報道されたことから、これまでのAKB48関連のスキャンダルの中でも、かなりのインパクトがあった。
スキャンダル報道以前まで松村は、乃木坂46の中では、バラエティ番組を得意とするメンバーであり、冠番組などでは発言する機会が多かった。しかし、報道後は、彼女の発言は激減。数える程度しかなく、これまで少しとぼけたコメントをして笑いを誘っていたが、そのキャラクターも影を潜める。収録現場にはいるものの、極端に存在感がなくなっている。
「松村の報道後のテレビ出演で、特に話題になったのが、報道直後のMステーション。メンバーが笑顔で登場する中、松村はカメラから遠い方から隠れるように歩いてきた。歌唱中のピンで抜かれる場面でも、他のメンバーがアイドルスマイルで応じる中、あきらかに顔がかたかった」(アイドルライター)
また、乃木坂46もライバルグループであるAKB48と同様に多くのメンバーを抱え、そこから選抜メンバーを選ぶシステム。松村と同期でも、選抜経験が少ないメンバーは多い。さらに、同グループの二期生は、7枚目のシングル「バレッタ」でセンターに抜てきされた堀未央奈以外、テレビ番組などへのチャンスが圧倒的に少ない。彼女たちからすれば、選抜というイスは喉から手がでるくらい欲しいものだろう。ただ、今回、松村が今まで通り選抜に選ばれれば、久しぶりに彼女の思いを聞けるチャンスにはなる。果たしてその時、彼女は何を語るのか…。
グループとしては昨年、乃木坂46ははNHK紅白歌合戦の出場をのがしてしまっているため、「今年こそ!」と意気込むメンバーが多いが、そんな中、同グループの運営がどのような選抜メンバーを選ぶのか、注目が集まる。