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新馬戦が各地でスタート

 【福島】初日の芝1000m戦で一番星に輝いたのは、今をときめくタニノギムレット産駒のルミナリエ(牝、母スリークドレス=美浦・古賀史厩舎)。時計は57秒8(良)と水準レベルだが、叩き合いで競り勝った(半馬身差)勝負根性はアッパレだ。
 柴田善騎手は「アクションが大きいから千という馬じゃない」と評価。一方、古賀史師は「思ったより味のある競馬だった。テンションが高いけど、能力はあるし、距離は延びた方が良い」と話した。次走はマリーゴールド賞(オープン 新潟芝1400m 7月21日)を予定している。
 2日目の芝1200m戦では6500万円(米国セール)の高値通り、ダイワマックワン(牡、父ラングフール、母コートアウト=美浦・増沢厩舎)が順当勝ちを収めた。勝ち時計は1分9秒0(良)。
 直線はギリギリまで追い出しを我慢する余裕。鞍上の手綱が動くと、一頭だけ違うスピードでゴール板を駆け抜けた。「雰囲気がいいね。思うように競馬ができたし、まだまだレースぶりに余裕がある」と柴田善騎手。距離もマイルぐらいまでは持ちそうで、3連勝で新潟2歳Sを制した同厩ダイワバンディット級の活躍が期待できそう。
 今後は放牧に出され、マリーゴールド賞か、「ダリア賞」(オープン 新潟芝1400m 8月11日)に向かう予定。
 【阪神】新馬開幕からいきなりクラシックを意識させる大物が登場した。初日の芝1600m戦を勝ったポルトフィーノ(牝、父クロフネ、母エアグルーヴ=栗東・角居厩舎)がそれだ。
 レースは好スタートからハナを奪うとゴールまで追うところなしの5馬身差圧勝。勝ち時計1分36秒5(良)は平凡だが、ラスト3F34秒4を持ったままでマークしたのだからすごい。「スタートが良く、スッとハナに立てた。あとは余裕。相当に奥が深いですね」とは武豊騎手。来週早々には放牧に出され、成長を促される。今からカムバックが楽しみだ。
 2日目の芝1200m戦で勝ち名乗りを挙げたエイシンパンサー(牝、父コロナドズクエスト、母ナナコフレスコ=栗東・平田厩舎)は、出脚ひと息ながらも中団追走から直線で外に出されると豪快に伸び、3馬身半差の完勝。時計は1分9秒7(良)と目立たないが、デビュー戦にして味な競馬を見せた。今後は時計短縮が課題となる。

 【函館】初日芝1000m戦は新種牡馬ショウナンカンプ産駒のアイリスモレア(牝、母ユアアディクト=美浦・田村厩舎)が、2番手追走から逃げるイーサンディーバをゴール前で捕らえてデビュー勝ちを収めた。勝ち時計は58秒2(良)。
 「内をブロックしながら走る余裕がある分、最後の踏ん張りが利いた。大人びたレースをしたね」と横山典騎手は話しており、センスの高さを感じさせる。祖父サクラバクシンオーの血は函館の芝で良績を収めているが、「血統による適性はあると思うよ」とディアレストクラブ代表の高樽秀夫氏。今後はラベンダー賞(オープン 函館芝1200m 7月21日)を目指す。
 2日目の芝1200m戦は好スタートから先手を奪ったホウザン(牡、父タイキシャトル、母キハク=美浦・伊藤圭厩舎)が、評判馬シャドウデイルの追撃をクビ差振り切り、1分10秒9(良)で逃げ切り勝ちした。
 「今日はスタートがすべて。他より1馬身速かった。まだ頼りない面はあるが、良いフットワークをしている」と藤田騎手。伊藤圭厩舎は毎年上位を賑わしながら惜敗が続く函館2歳S(JpnIII 函館芝1200m 8月5日)で悲願を果たしたいところだ。

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