ここ2戦はゲートが決まらず、後方からの競馬になりましたが、道中、脚をためた分だけ終いは素晴らしい瞬発力を発揮しています。
前々走の阪神JFが4角17番手から一気に追い込み、0秒6差の3着。そして、前走の500万戦はメンバー最速の上がり3F34秒8を駆使して、最後方から大外を回って全馬ごぼう抜き。最後は流す余裕もある楽勝でした。
まだ3戦のキャリアですが、一戦ごとにステップアップしているのが手に取るように分かります。
東京芝1600メートルはデビュー戦で経験積みですし、輸送も心配いりません。その新馬勝ちのときは2番手を進んだように、スタートさえ決まれば前々でも競馬ができる馬。臨機応変に立ち回れるのも、この時期の3歳馬としては大きなアドバンテージといえるでしょう。
2カ月近く間隔はあきましたが、今月上旬から急ピッチに乗り込まれ、仕上がりも上々です。桜花賞へ向けても、ここは負けられません。