本作はいくえみ綾氏による同名漫画が原作で、婚約を破棄された元OLの小暮也映子(波瑠)が傷心の中バイオリン教室に通い、兄の元婚約者に思いを寄せる大学生・加瀬理人(中川大志)や、夫に浮気された主婦・北河幸恵(松下由樹)といった生徒たちと交流を深めていくというストーリーだ。
視聴者からは「松たか子主演の『カルテット』を彷彿させる世界観。予想のつかない会話劇が面白い」「登場人物の普通さがイイ。いろんな事情を抱えた普通な人たちが、音楽を通してつながるって感じが」「松下由樹の主婦っぽさがいいわ〜。無理に若い俳優だけでかためてないのが好感度が高い。いろんな世代が楽しめるドラマだと思う」などと高く評価する声が集まっている。
さらに、主演の波瑠に関しては「波瑠のひょうひょうとした感じがたまらなく好き!いい意味で“少女漫画っぽくない”ヒロインだと思う」「前同じ枠の番組だった『あなたのことはそれほど』の時は不倫しちゃうクズな女役で苦手だったけど、今回は婚約破棄されても前向きに頑張る役だから、何だか応援したくなる」との声が挙がっている。
波瑠と言えば、2015年放送のNHK連続テレビ小説『あさが来た』でヒロインの白岡あさを演じ、注目を集めた実力派女優だ。2016年に主演を務めたドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(フジテレビ系)では、殺人犯の殺人衝動に深い興味を示す女刑事・藤堂比奈子を演じ、2017年に主演を務めた『あなたのことはそれほど』(TBS系)では、夫がいながらも初恋の相手と不倫をしてしまう主婦・渡辺美都を熱演。2018年には『もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜』(日本テレビ系)でHey!Say!JUMPの山田涼介演じる主人公の姉・北沢知晶を演じ、自己中心的で毒舌なキャラクターが話題となった。
「朝ドラ女優としても有名な波瑠ですが、バラエティ番組で撮影現場の不満を口にして視聴者から『プロ意識が足りない』と批判を受けたこともあります。そのほかバラエティ番組に出演した際は役柄に不満を漏らし、一緒に出演していた川口春奈の手が自身の頭部に当たったとしてブチギレするなど、気の強い性格でアンチが急増しました。さらに『あなたのことは〜』の役柄も相まって、一時期はかなり好感度が下がっていました」(ドラマライター)
「しかし、本作で彼女が演じる也映子は、婚約破棄をされながらも、立ち直ろうと頑張るという非常に人間味のあるキャラクターとなっています。その姿に『自分も失恋したから、“何か(バイオリン)やってないと息ができない”っていう也映子の気持ちすごくわかる』と共感を抱く視聴者が増えており、好感度が少しずつ上昇しているようです。また、也映子が理人に対しハッキリとモノを言う場面も『見ていてすがすがしい』『この2人のやり取り、好き』と好評です。このままドラマが好調なら、今後さらなる活躍が期待できるでしょう」(同)
果たして波瑠は一度下がってしまった好感度を引き上げ、人気女優の座に上り詰めることができるのだろうか。本作の展開にも注目したい。