宮本は、昨年エレカシのメジャーデビュー30周年イヤーを迎え、念願の紅白初出場を果たした。90年代からコンスタントな活動を続けるものの、お茶の間の知名度が必要な紅白出場はかなわなかったのだ。宮本は孤高の存在であったといえる。しかし最近では、東京スカパラダイスオーケストラや椎名林檎とのコラボ曲を次々と発表し話題となっていた。
さらに、エレカシの楽曲は11月16日から出身地であるJR赤羽駅の発車ベルとなる。5番ホームが「俺たちの明日」、6番ホームが「今宵の月のように」である。
今回の紅白のキャスティングでは、エレカシ宮本同様に長いキャリアを持つミュージシャンのキャスティングが発表されている。
ダサかっこいい楽曲『U.S.A』がブレイクし、YouTubeの再生回数1億回を突破したDA PUMPも出場が確実視されている。DA PUMPは流行語大賞にもノミネートされておりなにかと今年話題のアーティストだといえるだろう。9月に放送された『MUSIC STATIONウルトラFES2018』(テレビ朝日系)では、その前に引退した安室奈美恵の『a walk in the park』の一部の振り付けを取り込み、先輩への敬意を示し話題となった。
さらに、X-JAPANの出場も有力視されている。今年はギタリストであったhideの死から20年にあたる。8年ぶりとなる10万人規模のライブ「X JAPAN Live日本公演 2018 〜紅に染まった夜〜Makuhari Messe 3Days」も開催した。特に最終日の9月30日は、台風接近の影響で無観客ライブを行い、その様子をWOWOW、ニコニコ生放送でライブ配信し話題となった。
今年の紅白は90年代からコンスタントに活動を続けていたアーティストが、さらなる再ブレークを目指して集結した渋めのラインナップとなりそうだ。