目下、最有力候補と見られるのは、元衆院議員で俳優の森田健作氏(59)。千葉市中央公園の出陣式には300人を超える団塊世代の男女が集い、その第一声に黄色い声援が送られた。
「中央(国政)に物を言えるヤンチャな千葉県民になりましょうよ。今こそ私たちの意識のチェンジです!」
そう高々に宣言しつつお約束のオバマ節も炸裂させたモリケン。だるまの目入れの際には両目とも書きこんでしまうなど、「青春の巨匠」は初日からアクセル全開だ。
そんなモリケンにまったをかけるのが関西大学教授の白石真澄(50)氏だ。唯一の女性候補者らしく「県が抱える2兆6千億円の借金を減らすため、財布のひもを締めていく。千葉の家計簿を徹底的に見直す」とアピール。羽田・成田間のリニアモーターカー実現など拡大路線を掲げるモリケンに真っ向から対立する姿勢だ。
その他に立候補したのは、社会福祉法人理事長の八田英之氏(64)=共産推薦、元県議の西尾憲一氏(58)、元いすみ鉄道社長の吉田平氏(49)=民主・社民・国民新推薦=の3氏。投開票は29日に行われる。