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千葉県知事選告示 モリケン全開「やんちゃになろうぜ」 白石真澄氏は家計簿チェックで対抗

 任期満了に伴う千葉県知事選が12日告示され、いずれも無所属新人の5氏が立候補を届け出た。与野党の次期衆院選を占う大事な前哨戦と位置付けられる中、17日間にわたる激戦に突入した。

 目下、最有力候補と見られるのは、元衆院議員で俳優の森田健作氏(59)。千葉市中央公園の出陣式には300人を超える団塊世代の男女が集い、その第一声に黄色い声援が送られた。
 「中央(国政)に物を言えるヤンチャな千葉県民になりましょうよ。今こそ私たちの意識のチェンジです!」
 そう高々に宣言しつつお約束のオバマ節も炸裂させたモリケン。だるまの目入れの際には両目とも書きこんでしまうなど、「青春の巨匠」は初日からアクセル全開だ。

 そんなモリケンにまったをかけるのが関西大学教授の白石真澄(50)氏だ。唯一の女性候補者らしく「県が抱える2兆6千億円の借金を減らすため、財布のひもを締めていく。千葉の家計簿を徹底的に見直す」とアピール。羽田・成田間のリニアモーターカー実現など拡大路線を掲げるモリケンに真っ向から対立する姿勢だ。

 その他に立候補したのは、社会福祉法人理事長の八田英之氏(64)=共産推薦、元県議の西尾憲一氏(58)、元いすみ鉄道社長の吉田平氏(49)=民主・社民・国民新推薦=の3氏。投開票は29日に行われる。

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