みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
昨年度の年度代表馬に決まったアドマイヤムーン。宝塚記念、ジャパンCに、海外GI(UAE)ドバイデューティフリーの制覇。GII・京都記念も優勝。文句なしの年度代表馬選出です。ところが総投票数289票のうちアドマイヤムーンが獲得した票数は178票。
意外だったのはメイショウサムソンの17票。アドマイヤムーンに宝塚記念とジャパンCで、一蹴されたにもかかわらずメイショウサムソン? ウオッカ12票、ヴァーミリアン5票、マツリダゴッホ1票。私には本当にまじめに考えている競馬の知識人の投票とは思えません。どうしたらヴァーミリアンやマツリダゴッホが、アドマイヤムーンの実績を上回っている、といえるのでしょうか。
さて、今年度の3歳代表馬を目指して、すでに戦いは始まっています。日曜日の中山メーン「京成杯」もそのひとつ。昨年このレースで優勝したサンツェッペリンは皐月賞2着。3着アルナスラインは菊花賞2着。クラシックに直結する重要な一戦です。
◎にはダンツウィニングを指名。芝は前走の6着がすべて。ところがその6着がすごい内容だったのです。
例年、2歳の強豪が終結するラジオNIKKEI杯2歳S。優勝したサブジェクト、2着サダムイダテンを相手になんと0秒2差の接戦。それもスタートで後手にまわり、加えて挟まれる不利。しかも、重馬場で直線でも内の一番悪いところを走らされ、ゴール前では前が詰まる厳しい競馬。初芝、初距離、初コース。初めての重賞で京都2歳S2着の評判馬ダノンイサオ、あるいはオープン・萩S優勝のクラシック候補といわれるフローテーションに先着。それゆえこの6着の価値は計りしれません。
今回は芝と距離を経験したことで、前走以上の期待ができそうです。さらに今週の坂路調教では、併せた古馬1600万のシルクドラグーンを、ちぎり捨てる迫力走。さあ、大駆けのおぜん立てが整いました。強気に単!
強敵は強烈なパンチ力を持っている2戦2勝のリトルアマポーラ。