上原師「安田記念は万全の状態で臨むことができたし、結果も出せた。中間はその状態を維持することに努めてきた」
−−最終追い切りの感想は。
上原師「ラスト1Fを11秒台で伸びてきたように、終始反応の良い動きだった。3連勝(GI2勝)した昨秋から半年経ったが、その時と変わらない良い状態で臨める」
−−昨年(4着)と馬が変わったところは?
上原師「本格化し、コンスタントに力を出せるようになった。6歳になった今が一番充実している」
−−レコードラッシュの阪神コースの感想は。
上原師「(マイルをコンスタントに1分32秒台で走っているように)速い時計にも対応できるし、まったく心配ない」
−−2000mを超えた距離では勝っていないが。
上原師「ノド鳴りの心配があったのでマイル前後を使っていたが、もともと2400mまでは守備範囲と思っていた。手術をしてノドの心配はなくなったし、安田記念はスタートしてから押して行くぐらいだった。良い意味でズブさが出てきている」
−−枠順の希望は?
上原師「外枠の方がレースはしやすいが、内枠(2番)の安田記念でも上手な競馬をしてくれたからね。あれで学習できたから神経質に考えてはいない」
−−逃げ、先行馬がそろい、出入りの激しい競馬が予想されるが。
上原師「流れは遅くなるより速くなった方が、メジャーには向いている。スピードの持続力があるから、後ろの馬に脚を使わせない競馬ができる。心身ともにまだ粗削りだった皐月賞でさえ、2番手から押し切って見せたしね」
−−最後に意気込みをお願いします。
上原師「レベルの高いメンバーがそろったが、自分のレースをすれば自ずと結果はついてくると信じている」