近藤有己VS佐々木有生の戦極マット初の日本人対決は、2Rにグラウンドに持ち込んだ佐々木がバックに回り込み、そのままスリーパーで絞め上げタップアウトを奪取。かつては「目標の選手だった」という憧れの存在を超え「うれしい」と笑顔をのぞかせた。準決勝については「残った3選手はみんなすばらしい選手なので、(相手が)決まったら戦略を練りたい」と語るに留まった。
約1年9月ぶりに日本での試合に臨んだ中村和裕は、ポール・カフーンに判定3-0で勝利した。米国のUFCには増量して挑戦してきたが、GPに備えて減量。引き締まった体でスピードとキレを取り戻した。試合後は「とりあえず勝利できてホッとしている。まだまだ強くなれると信じて頑張りたい」と語った。
優勝候補のサンチアゴは、ローガン・クラークのテクニックに手こずりながらも最後は肩固めを極めて勝利。準決勝については「日本人選手と戦いたい」と語った。エヴァンゲリスタ・サイボーグVSシアー・バハドゥルザは、グラウンドに移行した際にサイボーグが左ひじを負傷。下馬評を覆してシアーが勝利した。
また、この日の第1試合でライアン・シュルツを破ったホルヘ・マスヴィダルが、11・1「第6陣」でのリザーブマッチ参戦が決定的となった。