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電気グルーヴの海外評価はいつはじまった?

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ピエール瀧

 電気グルーヴのピエール瀧容疑者がコカイン使用容疑で逮捕され、その入手経路に注目が集まっている。電気グルーヴは今年結成30周年を迎える。日本国内ばかりではなく、海外でも高い評価を受けているミュージシャンだ。ドラッグとの接点もそこにあるのではと見る声もある。

 電気グルーヴの音楽のジャンルはテクノと呼ばれるものである。コンピューターやシンセサイザーを用いて作曲を行い、ミニマムと呼ばれる繰り返しのリズムが用いられる。

 テクノミュージックはドラッグとの親和性が高いことで知られる。80年代には、イギリスから「セカンド・サマー・オブ・ラブ」と呼ばれる音楽のムーブメントが起き、レイヴと呼ばれる野外などで音楽を流すイベントが行われるようになった。そこでドラッグを摂取し、トランス状態になって踊るといった行為が行われるようになった。瀧容疑者が用いていたコカインはもちろん、幻覚作用をおよぼすLSD、吸引により嗅覚や味覚が鋭敏になる大麻などが用いられた。ただ、あまりにもダーティーなイメージが広がりすぎたため、ドラッグやイベント開催を規制する動きが強まり、ムーブメントは収束に向かう。

 一方で、健全さをアピールするイベントも行われるようになる。そのひとつが1989年に始まり、断続的に毎年7月にドイツで行われていたラブパレードである。日中に爆音のテクノミュージックが市内で鳴り響くようになる。ここに日本人DJとして招待されたのが石野卓球であった。

 さらに、ドイツで行われていた別のレイヴイベントであるMAYDAYには、電気グルーヴとして出場する。1998年の出場時、瀧容疑者は上半身裸で馬の着ぐるみを着用し、ギリシア神話に登場する半人半馬の怪物であるケンタウルスを演じ話題となった。現地の新聞の一面を飾るほどの注目度であったという。このように世界に誇れる日本人ミュージシャンであっただけに瀧容疑者の逮捕は残念でならない。

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