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「このままでは来年も同じ」 最下位決定の阪神にファンからは改革を望む声

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金本知憲監督

 実に17年ぶりとなる、屈辱的な結末となった。

 8日に行われた阪神対ヤクルトの一戦。前日の同カードを6‐0で落としていた阪神だったが、この日も5‐6であえなく連敗。これにより、5位中日を上回る可能性が消滅し、平成最後のシーズンを2001年以来の最下位で終えることが確定した。

 最下位回避のためには、残り試合を全勝するしか道が残されていなかった阪神。しかし、この日先発の才木浩人は1回裏に雄平のタイムリーツーベースで2点を失うと、続く2回裏には坂口智隆にタイムリースリーベース、ウラディミール・バレンティンに3ランを浴び4失点。2回6失点と大誤算の投球内容のまま、あえなく降板となってしまった。

 なんとか1点でも点差を縮めたい打線だったが、今季10勝目のかかる相手先発デビッド・ブキャナンの前に6回で1得点と苦戦。その後8回表に大山悠輔、陽川尚将(2点ツーベース)、梅野隆太郎が3者連続でタイムリーを放つも、遂に試合を覆すことはできなかった。

 ここまで9連敗を喫していたヤクルトに引導を渡され、無情にも“平成最後の最下位”となってしまった阪神。この不甲斐ない結果を受け、ネット上のファンからは「3年間で最悪の結果になってしまった」、「最下位になるようなチームではなかったはずやけどなあ」、「これシーズン前に予想できた人いる?」といった声が挙がっている。

 また、中には「監督を代えて新体制にするしかない、このままでは来年も同じ」、「大型補強をしないとジリ貧のままだぞ」、「外部から人材を募ることも考えんと」といったコメントも。“新元号最初の1位”となるために、選手・首脳陣問わず、改革や刷新が必要と考えるファンは多いようだ。

 シーズンオフに待っている“ストーブリーグ”で、フロントがどのような動きを見せるのかは、まだ分からない。ただ、1つだけ決まっていることがあるとすれば、このような結果を招いた選手やコーチに“厳冬”が待ち受けているということだけだろう。

文 / 柴田雅人

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