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出演番組が軒並み低視聴率だった中田英寿

 世界の旅人、文化人を気取る中田英寿。サッカー界の名だたる名プレーヤーを集めて主催したエキシビションマッチの宣伝をかねて、テレビ局に出まくりだった。しかし、試合を含めて軒並み低視聴率。もはや、かつてのヒーローの面影はない。

 その良くない前兆は、エキシビションマッチの5日前の中田特番にあらわれていた。
 2日、日テレがオンエアした「中田英寿ドキュメント 僕が見た、この地球。〜旅、ときどきサッカー〜」がそれ。現役引退後、世界各地で環境問題や貧困の現実、さらに感染症などと向き合う中田の姿を追うドキュメント。いずれも世界が直面し、解決法が模索されているテーマだけに、数字(視聴率)もそこそこ行くのではと思われたが、結果は12.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。
 「約2時間の番組だったのは、日テレが悪くても15%と期待していたからです」(番組制作会社スタッフ)
 世界のナカタだけに、キラーパスの蹴り損ないはこの1本で終わるはずだった?そして迎えることになる今回の中田のメーンイベント、7日の「+1 フットボールマッチ」(横浜・日産スタジアム)。入場者は岡田ジャパンでは夢のまた夢の6万3143人。世界のスター選手に、あのヨン様までピッチに登場、スタジアムは大いに盛り上がった。
 ところが後日、明らかになったテレビ中継の視聴率はなんと6.3%。
 「土曜の昼3時からの中継。他局は再放送物やドラマの番組宣伝などで強力なライバルは見当たらなかった。それなのに、この低視聴率。数字はそんなに取れない時間帯であることを考慮しても低すぎた。日テレ同様、TBSもがっくり肩を落としていました」(同)
 同日夜の北京五輪バレーボール最終予選が21.2%。南ア・サッカーW杯アジア地区3次予選、日本VSオマーン戦は18.4%。週間視聴率ランキング(2〜8日、ビデオリサーチ社)で、それぞれ3位、8位と健闘していたことと比較すると、(もちろんテレビ局に)同情したくなる。
 中田をムチ打つようだが、さらに言えば試合翌日に「緊急特番出演」と銘打たれて出演した、フジ「プレミアA」も10.3%に終わっている。
 「本人はサッカー文化を世界に広めることが課せられた使命として旅人と言っているが、文化人を気取っている節もある。環境や貧困問題にかかわっているのもそのため。しかし、実際は違う。所属事務所絡みの商売の広告塔になっているとみるのが妥当です」(同)
 サッカーのビッグクラブからのオファーを意識してか、「半年くらい前から練習はしていた。それでも(現役復帰するには)体は半分ぐらいまでしか戻っていない」と、あたかも復帰がありそうな発言をしたのは、自分の立場を意識しているからだろう。
 「かつてのヒデの神通力はもうない。テレビからお呼びが掛からなくなるのも、時間の問題ではないか」(同)
 ヒーローに落日の時は近い。

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