前走のKBC杯は5カ月半の休養明けにもかかわらず、好スタートを決めるとスッと3番手を追走。道中はムチが入っていたので少し心配しましたが、直線でエンジンが掛かると一頭だけ違う脚色で豪快に突き抜けました。
脚抜きのいい不良馬場だったとはいえ、ダ1700メートル1分43秒7の勝ち時計は立派。しかも、後続を3馬身2分の1退ける圧勝でしたから、力の差をまざまざと見せつけた感じでした。もともとが叩き良化型でもありますし、今回は当然、期待が持てますね。
新潟は初コースになりますが、東京コースや中京コースでも好走しているように、左回りも無難にこなせるタイプ。また、昨夏の中京・東海S(GII)では、0秒2差5着と僅差の競馬をしていますし、近い将来は重賞に手が届いても不思議のない好素材です。
何より、昨年以降は重賞を含めて0秒6以上は負けていない安定した走りが魅力。ハンデは前走から1キロ増えて56キロになりますが、むしろ、オープン特別のこのメンバーなら恵まれた印象さえ受けます。
今回は同型馬が少ないので前にも行きやすいと思いますし、楽なペースで運べそう。ダ1800メートルは、<3227>と得意にしています。気になる乗りかわりもいろいろなジョッキーで結果を残しているように、気性は素直ですからね。北村宏騎手の手綱さばきに注目です。