「そもそも連続テレビ小説のヒロインは新人の登竜門的な要素が高い。ここで鍛えられて表舞台へという展開が一般的でした。ただ井上はすでに『キッズ・ウォー』や『花より男子』などのヒット作を持つ女優。いまさら…とは誰もが感じだはずです」と語るのはスポーツ紙の芸能記者。確かにここから巣立った女優は星の数ほど存在するが、一定の評価を得ている女優を使うのはあまり記憶にはない。「今回の松下奈緒や、過去には宮崎あおいなどのそれなりの実績があってからの起用もあったが、今の井上ほどではなかった」(スポーツ紙の芸能記者)。
ところで、井上真央の女優人生は今回のこと以外でも異例なことがある。「子役は大成しないというジンクスを見事に破った女優です」(スポーツ紙の芸能記者)。井上真央は4歳の時に、母親のすすめで劇団へ入り芸能界へ。以降は戦隊モノや時代劇まで幅広く出演し、1999年に放送された『キッズ・ウォー』でブレイクした。以降、着々と土台固めてきた井上真央。業界的には非常に特殊な例だといえる。
ちなみに井上は“地デジ朝ドラ”の最初のヒロインということになる。“意外性”の彼女がどんなヒロインを演じきるのか注目だ。