新作の内容は明かされていないが、映像は10月に札幌市内で行われる「水曜どうでしょう祭 FESTIVAL in SAPPORO 2019」および全国の映画館で上映される「ライブ・ビューイング」で先行公開される予定だという。
さて、『水曜どうでしょう』の新作だが、6年ぶりの新作ということもあり、ファンから大きな注目を集めている一方、心配の声も相次いでいるという。
『水曜どうでしょう』は大泉と鈴井が体当たりでロケをするのが魅力であったが、2013年の「初めてのアフリカ」編では、これまでのシリーズにあった自由奔放さが影をひそめ、非常におとなしいシリーズとなった。これは、大泉が40歳、鈴井が50歳を超え体力的に無茶ができなくなったほか、番組開始当初と違い、大泉がテレビや映画で主演を張る売れっ子俳優であり、「ケガをさせられない」というのが第一にあったのではないかとされている。
そのため、彼らと共に大人になってきたオールドファンからは「初めてのアフリカ」は「『水どう』らしくない」「シリーズ史上もっとも退屈なシリーズだった」「無茶できないのはわかるんだけど、もう少し頑張ることはできなかったのか」と散々な評価となっている。
それだけに、今回の『水どう』の新作は前作のような失敗ができない……と思いきや、関係者の間では、内容の出来・不出来はあまり気にしていないという。
「大泉さんは既に業界を代表する大物俳優の一人なので、『水どう』のクオリティが彼の俳優としての評価に直接結び付くわけではありません。ですが、『水どう』はDVDの販売枚数400万枚以上の大ヒット作品。10月の3日間開催の『水曜どうでしょう祭』も、チケットは即日売り切れ状態で経済効果は数億円にも及びます。これから販売されるライブ・ビューイングも、即日ソールドアウトが予想されています。これだけの興行を打てる俳優はそうそういないので、売上を考えたら、仮にクオリティは下がっても今後もシリーズは続けていくものと思います。まあ、流石にアフリカのような毒にも薬にもならない回はもうやらないでしょうが、彼らも有名になりすぎたので、国内ロケよりは海外ロケを続ける可能性は高いと思います」(某週刊誌記者)
やはり、次も海外か……?