中川は今年8月末、中川の著書『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』(文藝春秋)関連のインタビューにて「中学3年生時、同級生に靴を隠され、先生から代わりの靴を渡されたものの、靴代を請求され先生に不信感を抱いた。以来、不登校になり、卒業式にも出席しなかった」という旨の、自身がいじめを受けたエピソードを披露した。
ところが、中川のこのエピソードは以前発表したものと相違があるとの指摘がある。インタビューの9年前、2010年2月に更新された「中川翔子 オフィシャルブログ」によると、同級生から靴を隠されたまでは同じだったものの、先生に靴代を請求されたのは、参加しなかったはずの卒業式でのエピソードとしており、中川は「卒業式いい思い出ないなぁ…」と締めていたのだ。
この矛盾にネットでは「しょこたん結局、卒業式に参加したのか、しなかったのかどっち?」「都合のいいように過去を改ざんしているだけでは?」「所詮は『いじめビジネス』か」との声が相次いだ。
中川はこれまでも、「すべて保健所からもらってきた」と言ってきた飼い猫のほとんどが知人から譲り受けた猫だったとの疑惑があったほか、「小学生の時、友達はひとりもいなかった」と発言した一方、小学生の同窓会に参加し、満喫する姿をブログにアップしたとの疑惑もある。
なお、中川の「虚言」はファンの間では有名とされる。今に始まったことではないが、最近ではこれまで中川を応援していたファンも掌を返したかのように批判の声を浴びせているという。
現に、中川は最近では『死ぬんじゃねーぞ!!』など著書のヒットもあり、オタクキャラから一転、社会派路線にシフトチェンジ。いじめ問題やカルチャーなどを「若者代表」のひとりとして積極的に意見を発信する活動を進めている。
その結果、2020年の東京オリンピックでは、マスコット審査会委員のひとりとして抜擢されたほか、2019年4月1日のNHKの新元号発表の特別番組では有識者に交じって出演するなど、「文化人」としての活動が目立ってきている。
そのため、かつて応援していたファンも、中川の立場が変わってしまったことがきっかけで興味をなくす人も多く、2000年代のような熱いファンは少なくなっているという。
東京オリンピックの行われる2020年には35歳となる中川。文化人キャラとしてはキャリアも年齢も充実する頃だが、卒業式の件といい「脇の甘さ」が足を引っ張らなければイイのだが……。