以前、松本人志は、自身が出演するラジオ番組「放送室」で、タモリからは何も言われたことはないが、「タモリさんは、たぶん俺のことあんまり好きじゃないと思うで」と発言。というのも、ダウンタウンが1989年〜1993年にレギュラーとして出演していた頃の「笑っていいとも!」は、10時30分にアルタスタジオに入ることが厳守で、他のレギュラー陣は時間通りに集合していたが、松本は頻繁に遅刻して11時30分頃にスタジオ入りしていたという。生放送が始まる12時に遅れたことはないが、「12時までに入ったらええやん。12時からの生放送なんやから。文句ないやろ」と愚痴をこぼしていた。
また、当時は10時30分にスタジオ入りした出演者全員がADのリハーサルを見て、さらに女性メンバーらがタモリの肩を揉むなどアットホームな雰囲気だったようで、それに対して松本は「それ俺嫌いで、嫌やねん。取り巻く感じがして…」と暴露していた。
「笑っていいとも!」のアットホームな雰囲気を好きな出演者もいるとは思うが、松本が感じている“遅刻によってタモリさんから好かれていない”という感覚はあながち当たっているのではないだろうか。
奇しくも25日に放送された「笑っていいとも!」では、タモリがバナナマンの設楽統の遅刻にダメ出しをしていた。設楽はフジテレビの「ノンストップ」のMCを務めているため、「笑っていいとも!」の開始には間に合わず、途中参加していた、いわば“遅刻レギュラー”だった。設楽は「ノンストップ」が11時23分45秒に終了するが、車で安全に向かっているため、遅れてしまうという理由を明かしたが、タモリは「30分で間に合うだろ!?」と納得していない様子だった。
一般社会であろうが、芸能界であろうが、社会人ならば時間を守ることは当然。タモリが時間を気にすることも当たり前なはず。遅刻に関しては、タモリに分があるだろう。ただ、松本が懸念するタモリとの関係でいえば、松本は「笑っていいとも!」のレギュラー卒業後も映画の宣伝などでテレフォンショッキングに出演し、タモリ自身も松本に特に何も言っていないことを見れば、タモリが極度に松本を嫌っているわけではないだろう。