第3話は、理事長の久美子(江口のりこ)は専科に生徒が集まり始めたことに焦り、東大専科に対抗する難関大コースを新設。理系トップの秀才・藤井(鈴鹿央士)を引き入れる。東大専科を見下す藤井に、桜木(阿部寛)が「お前に東大は無理だ」と断言したことで、「東大専科」対「難関大コース」が行われることに。勝負に負けた方のクラスは即廃止というルールで――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレ含む。
第3話では、勝負に負けた藤井をからかう生徒たちへの桜木の名セリフに反響が殺到することに。桜木は「国はな、お前らにはバカなままでいてほしいんだ。それが本音なんだ。何にも疑問も持たず何にも知らないまま調べないまま、ただひたすら制度に従い、働き続け金を払い続ける国民であってほしい」と言い放ち、「自分は関係ねえからなんて言ってたら、一生だまされて高い金払わされ続けるぞ」と忠告。さらに、「なぜ社会はこうなってんのか、誰がどんな意図でこの仕組みを作ったのか本質を見抜き、自分なりの答えを出す力をつけろ。そのためには勉強するしかねえんだ」と言い、「お前ら勉強しろ! バカとブスこそ東大に行け!」と名言を放ちました。
「『半沢直樹』(同)テイストとなっていた本作が、ようやく『ドラゴン桜』らしくなってきた第3話。このセリフにも、作品ファンから『名言来た!』『これを待ってた』という称賛が寄せられました。また、学生だけでなく大人からも『勉強意欲が湧いてきた』『資格の勉強始めようかな』という声が。幅広い世代の勉強意欲を刺激する名言となっていたようです」(ドラマライター)
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一方、展開にツッコミも見られたという。
「東大専科と難関大コースの勝負は、『もし他人の考えが読めたらどうなると思うか』を英語で答えるという問題。これに藤井は難しく答えようとした挙句、論理性に欠ける回答になってしまい、結果使用した難しい単語や使い回しのせいでスペルミスをするという結果に。一方、東大専科の生徒はシンプルかつ簡単な英単語でスペルミスもなかったため、全員が藤井よりも高い点数を獲得するという結果になりました。しかし、実はこの展開、前作第6話とまったく同じ状況。東大の英語問題は減点法なので、簡単な英文でもミスをしなければ満点を取れる仕組みになっており、それを利用して見事特進クラスの生徒が帰国子女に勝利するというものでした。これに視聴者からは『既視感…』『早くもネタ切れ?』という声が。受験テクニックを楽しみにしている視聴者も多かっただけに、初っ端のネタ被りには困惑が集まってしまったようです」(同)
今後は、ネタ被りのない受験テクニックが見れるだろうか――。