売れないお笑いトリオ「マクベス」と、ファンになるファミリーレストランの店員、その妹が織りなす青春群像劇となっている本作。「マクベス」を菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀、3人がネタ合わせするファミレスの店員を有村架純が演じている。
ストーリーがコントから始まるという斬新な作りになっている本作。ドラマファンから称賛を集めているのは、その伏線の張り方だという。
「冒頭で流れるマクベスのコントは、一見なんの変哲もない、むしろ笑いどころすら分からないようなネタ。菅田、神木、仲野の演技力がなければとても見ていられないようなコントですが、実はそのコントの内容が後々の伏線になり、どんどん回収されていく、ある意味爽快感のある作りになっています。マクベスの3人の会話のやり取りも、モラトリアムから抜け切れていないリアルさが魅力的。売れない芸人の葛藤も盛り込まれており、1時間の中で笑って泣ける要素が全て詰まっており、ドラマファンからは、『こんなに分かりやすく伏線回収していって気持ちいい』『コントつまらなくて不安になるけど、本編が面白すぎる!』という絶賛が集まっています」(ドラマライター)
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一方で、批判を集めている点もあるという。
「一部から批判を集めているのは、テンポの悪さ。本作はその最大の魅力である伏線回収のため、現在と過去が頻繁に入り混じることもしばしば。さらにキャラの長セリフも多く、今いちハマり切らないドラマファンもいたようです。また、有村架純演じる里穂子も今いち暗く、お笑いをテーマにしたドラマにはそぐわないといった指摘もネットからは噴出。初回の視聴率だけ見ても、同枠の作品はここ数作ほぼ2ケタ視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を獲得しているにも関わらず、本作はまさかの8.9%からのスタートとなっていました」(同)
果たして今後、批判的な声を打消しその魅力を伸ばしていくことはできるのだろうか――。