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戦極 杉浦一撃必殺のカウンター習得

 「戦極〜第五陣〜」(28日、国立代々木競技場第一体育館)に初参戦する、プロレスリング・ノアの杉浦貴が18日、都内のジムで練習を公開。打撃のみを披露したにもかかわらず、柔術世界王者のシャンジ・ヒベイロを相手に寝技勝負を宣言するなど、早くも心理戦を仕掛けた。報道陣を煙に巻き、秘策こそ明言しなかった杉浦だが、実は“トリプルカウンター”を習得していた。

 戦極が2006年4月のパンクラスで行われた野地竜太戦以来、約2年半ぶりの総合挑戦となる杉浦。シャンジ戦に向け、4分1Rひたすらミットに打ち込んだ。
 相手は今回が総合格闘技デビュー戦。慣れていない打撃で勝負にいくかと思いきや「寝技の展開になってもいいかな」とニヤリ。
 DEEPで活躍する滑川康仁から紹介された、謎のブラジル人柔術家と寝技対策を行い、万全。柔術世界王者に真っ向勝負も辞さない構えだ。
 しかしスパーリングを見れば、打撃を意識していることは明白だった。前蹴り、ヒザ蹴り、フックなどをカウンター気味に打ち込んだ。これこそがシャンジ戦への秘策だと打撃手を指導する大江慎コーチは語る。「ファーストコンタクトでの間合いを重視して、カウンターでヒザ(蹴り)やパンチを当てる練習を繰り返しています」。
 柔術世界王者に心理戦を仕掛ける杉浦。トリプルカウンターで大物狩りを狙う。

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