戦極が2006年4月のパンクラスで行われた野地竜太戦以来、約2年半ぶりの総合挑戦となる杉浦。シャンジ戦に向け、4分1Rひたすらミットに打ち込んだ。
相手は今回が総合格闘技デビュー戦。慣れていない打撃で勝負にいくかと思いきや「寝技の展開になってもいいかな」とニヤリ。
DEEPで活躍する滑川康仁から紹介された、謎のブラジル人柔術家と寝技対策を行い、万全。柔術世界王者に真っ向勝負も辞さない構えだ。
しかしスパーリングを見れば、打撃を意識していることは明白だった。前蹴り、ヒザ蹴り、フックなどをカウンター気味に打ち込んだ。これこそがシャンジ戦への秘策だと打撃手を指導する大江慎コーチは語る。「ファーストコンタクトでの間合いを重視して、カウンターでヒザ(蹴り)やパンチを当てる練習を繰り返しています」。
柔術世界王者に心理戦を仕掛ける杉浦。トリプルカウンターで大物狩りを狙う。