この物体は今年はじめ、神戸市某区の朝6時頃に撮られたもので、撮影者であるNさんの話では、この物体はビルの上空あたりを上下左右にフワフワと飛んだ後に海側にゆっくりと消えていったという。
写真から見るにこの物体は3つの球体が団子状に大・中・小と法則に沿って編成されており、提供者Nさんの話では「偵察機やヘリコプターのようにはとても見えなかった」という。
この物体ははたして何なのだろうか?
形式から見るにこの物体はかつて日本軍が太平洋戦争時、日本陸軍が開発していた兵器『風船爆弾』に酷似している。
『風船爆弾』とは気球を改造した航空兵器のひとつで気球に爆弾をくくりつけ敵地へ送り込む爆弾兵器である。当初はシンプルに爆弾のみを搭載していたが、後年にはなんと人が乗り込んで攻撃する案もあったという(40歳以上の方には『秘密戦隊ゴレンジャー』に出てきた兵器『バリキキューン』のようなものと言えばその凄さがわかるだろうか…)。
一見するとトンデモ兵器のように聞こえるが、アメリカへはおよそ9300発が打ち上げられ、そのうちの1000発がアメリカに到着。数名の死傷者を出すなどなかなかの戦果をあげているのだ。
この『風船爆弾』が恐ろしいのは爆弾が搭載されているという事実よりも得体の知れない物体がこちらに向かってくる精神的な怖さにあるという。
見た目はいつも慣れ親しんでいるただの気球なのにその正体は人を殺す爆弾…確かにこれは怖い。
考えてみればUFOもフライングヒューマノイドも普段、我々がよく見ているものがなぜか空を飛んでいるというケースが多い。宇宙人も我々を不安がらせるため、あえて身近なものに形を変えて地球にやってきているのかもしれない。
(山口敏太郎事務所)