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【週刊テレビ時評】巨人の優勝シーン放送なしが「半沢直樹」最終回の40%超えに追い風! 夏ドラマは平均1ケタ台続出で明暗クッキリ

 9月22日に25分拡大で放送されたTBS日曜劇場「半沢直樹」(堺雅人主演/日曜日午後9時〜)最終話(第10話)は既報通り、視聴率42.2%(数字は以下すべて関東地区)という驚異的な数字で、瞬間最高は午後10時17分の46.7%だった。全10話の平均視聴率は28.7%。

 これで、TBS日曜劇場「ビューティフルライフ」(木村拓哉主演)最終話(00年3月26日)の41.3%、日本テレビ系「家政婦のミタ」(松嶋菜々子主演)最終話(11年12月21日)の40.0%を抜き去り、89年以降の連続ドラマでは視聴率トップとなった。

 「半沢直樹」は初回(7月7日)=19.4%でスタート。以降、第2話(14日)=21.8%、第3話(28日)=22.9%、第4話(8月4日)=27.6%、第5話(11日)=29.0%、第6話(25日)=29.0%、第7話(9月1日)=30.0%、第8話(8日)=32.9%、第9話(15日)=35.9%と推移。右肩上がりで、一度も数字を落とすことはなかった。

 同ドラマの40%超えの背景には、プロ野球セ・リーグの巨人の優勝と微妙な関係があったようだ。同日、巨人は優勝マジックを1としており、巨人対広島戦が日本テレビ系で緊急放送される可能性があった。ところが、同日のデーゲームで、マジック対象チームの阪神がヤクルトに敗れたため、その時点で巨人の優勝が決定。もし、巨人の優勝決定シーンと重なっていたら、40%超えを果たせたかどうか疑問で、野球中継がなくなったことは、「半沢直樹」に追い風となったようだ。

 先週で夏ドラマはすべて終了。全話平均で15%を超えたのは、「半沢直樹」と「DOCTORS2 最強の名医」(テレビ朝日系/沢村一樹主演/木曜日午後9時〜)の18.3%のみ。前回の09年9月期の第4シリーズでは、全話平均19.2%を弾き出していた「救命病棟24時」(フジテレビ系/松嶋菜々子主演/火曜日午後9時〜)第5シリーズは全10話平均で14.6%にとどまった。

 その他のおもなドラマは、フジ月9枠の「SUMMER NUDE」(山下智久主演/月曜日午後9時〜)が全11話平均で12.7%、江角マキ子主演「ショムニ2013」(フジテレビ系/水曜日午後10時〜)が全10話平均で11.1%、舘ひろし主演「なるようになるさ。」(TBS系/金曜日午後10時〜)が全11話平均で12.9%、観月ありさ主演「斉藤さん2」(日本テレビ系/土曜日午後9時〜)が全10話平均で12.4%だった。

 一方、小泉孝太郎主演「名もなき毒」(TBS系/月曜日午後8時〜)は全11話平均で9.3%、織田裕二主演「Oh,My Dad!!」(フジテレビ系/木曜日午後10時〜)は全11話平均で9.3%、玉森裕太主演「ぴんとこな」(TBS系/木曜日午後9時〜)は全10話平均で7.5%と低調。前週に終了した広末涼子主演「スターマン〜この星の恋」(フジテレビ系/火曜日午後10時〜)=全10話平均8.5%=を含め、平均視聴率1ケタ台に終わったドラマが多く、まさしく明と暗を分けた格好だ。

 また、第36話(8日)、第37話(15日)と、2週連続で15%を超えていたNHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演/日曜日午後8時〜)第38話(22日)は11.9%と大きくダウンし、第14話(4月7日)の11.7%に次ぐ過去ワースト2位の低視聴率だった。

 裏では日本テレビ系の人気バラエティ「世界の果てまでイッテQ!秋の珍獣祭りスペシャル」(22日午後7時〜8時54分)が15.4%を獲ったが、それ以外は、高視聴率を得た番組はなく、戦争のシーンが敬遠されてしまったか…。
(坂本太郎)

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