「東国原は、もともとはミステリー作家になりたい夢がありました。同ジャンルの最高峰であり大賞に賞金1000万円を出す江戸川乱歩賞を目指してたといわれています。のちにビートたけしに弟子入りし、1986年にフライデー襲撃事件に参加する時は躊躇したようですね。なぜなら、乱歩賞の著作は講談社から出版されます。講談社のフライデー編集部に乗り込めば、もう乱歩賞は取れないだろうと絶望したようですね。ただ謹慎期間を利用して執筆した推理小説『ビートたけし殺人事件』(太田出版)で、念願の作家デビューを果たしています」(芸能ライター)
今でこそ政治家のイメージが強い東国原であるが、そもそもは文学との関わりの方が深かった。
「東国原はそのまんま東を名乗っていた時代に、1998年に性風俗店で未成年女性からサービスを受けたとして警察の事情聴取を受けます。これは任意であり、摘発ではありませんでしたが、大きく報道され、謹慎生活を余儀なくされます。その中で、勉強を一から始め、早稲田大学の第二文学部へ社会人入試で合格しました」(前出・同)
そうした文学好きのキャラクターがあるだけに、今回の盗作騒動は余計にクローズアップされてしまったのではないだろうか。