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元祖「留守番電話」? 見た目は脱力系だが凄いロボット「テレボックス」とは?

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画像はイメージです。

 今年9月、山口敏太郎事務所は「人類史上初の喋るロボット」として1939年に開発されたとされる「ラジオマン」を紹介した。

 今回、ご紹介する写真はラジオマンより古い1920年代に制作された音を認識するロボット「Televox(テレボックス)」である。

 いかがだろうか。まるで小学生の書いたかのようないかにもインチキ臭い見た目ではあるが、一応は当時の最先端技術を結集したとも言うべき記念すべきロボットなのである。なぜならテレボックスは人類史上初、人間が発声した言葉に応答するという離れ業をやってのけたロボットであるからだ。

 テレボックスはその名前が示す通り、電話回線を使って遠隔操作することができた。テレボックスに電話をかけると内部回線が動き出し人間の言葉に反応する動作を見せたという。つまり留守中の家事を手伝う「お手伝いロボット」の概念が1920年代の時点で実験が進んでいたということなのだ。また電話回線を使ってロボットへ指示ができるという発想は電話が登場したばかりの当時としてあまりに画期的といえる。

 もっともこの研究もあまりうまくいかなかったようで、当時の新聞媒体にはテレボックスのビジュアルが頻繁に登場するが、続報といっていいものはなく完成までには至らなかったようだ。テレボックスの概念や志は今や世界中で普及している「留守番電話」に近いものという説がある。留守番電話の「メッセージを残す」「再生する」という機能は本来、テレボックスが目指していたものであり留守番電話の技術は1970年代に完成したことから、テレボックスの研究は当時としてもあまりに早すぎたといえるのではないだろうか。

 今や携帯電話の普及で我々で毎日のように留守番電話を使用している。留守録を使うときは是非、このヘンテコなロボットのビジュアルも思い出してみよう。

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所

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