超常現象、UFOの研究、そして人類の意識衝動を探求する作家・浜田政彦氏が大胆な持論を展開する快心作『UFO最後の真実 異次元に広がる超文明世界の謎』(徳間書店)が好評発売中である。今作で明かされた驚くべき持論について、氏に大いに語っていただいた。はたして、超文明を持つ異次元人の陰謀とは…!?(聞き手・山口敏太郎)
−−この本のテーマについて教えてください。
浜田 まず間違いなく、UFOの存在を信じているほとんどの方は、どこかの惑星から宇宙人が地球に向かうために乗る宇宙船がUFOであると、そう信じていると思うんです。
ところがそれは大嘘で、この世の物質の次元とはまったく別の次元の異星人が、この世界の人間の文化や生活に合わせた形で現れ、人類の歴史に干渉し、何らかの目的のために人類の歴史を操作している…、この本はそういう考えです。
−−その「人類の操作」とは、どのように行われるんですか?
浜田 それは簡単で、例えば今から数千年前の時代では、古代神話の神々の姿で現れる。その当時の人々にとって、一番説得力のある姿で現れるのが、一番効果的だからです。これが1900年代前後でしたら、当時、最先端のテクノロジーとして実用化の段階にあった飛行船の形をした乗り物に、普段着を着た人が乗っている形になります。第二次世界大戦を経て、科学技術が飛躍的に上がった後の時代では、SF映画で見られる近代的な宇宙船に乗った宇宙人として現れる。
要するに、その時代時代の人類に一番分かりやすい、無理のないビジュアルで現れるのが異次元人なんです。来ている人たちは同じなんですが、その時代に応じて姿を変えている。カメレオンのように、人類の変化に対応して変化できるんです。
−−彼らの目的とは一体何なんですか?
浜田 例えば古代時代に女神の姿で現れた彼らは、自分は金星の神だと名乗って各地に現れ、アフロディテだとか、イシュタルなどと呼ばれて崇拝されていますが、かの有名なアダムスキー事件に見られるように、20世紀には超未来的な宇宙船に乗って現れると、金星からやって来た金星人と名乗り、宇宙人として崇拝されています。
このトリックは、数千年の長い目で見れば、誰でも気づけることなんです。イエス・キリスト登場以降は、「天の父」として現れたり。そういう形で、人類の中に宗教概念を植えつけていきます。私はキリスト教も、彼らのトリックだと思っています。キリスト教という世界的な宗教を通して、世界中を動かしたんですね。
−−自分たちの都合のいいように人類を動かすのが目的、ということですね。最終的に彼らは、人類をどういう方向に動かしたいのだと思いますか?
浜田 永久に同じことをやり続けて、別にどこに運ぶでもなく、ずっと翻弄し続けるだけです。文明はどんどんと未来に向かって進化していきますが、彼らは人類の精神性に関しては進化させないんです。
なぜなら彼らは、人類が自分たちと同じレベルまで進化されると困ってしまう。人類が精神的に進化することで、異次元世界の存在に気づいてしまうことを避けたいわけですね。
しかし、それでも彼らが人類に近づこうとするのは、地球の物質世界に存在するモノを必要としているからです。それはすなわち、物質世界の人間が持っている感情です。例えば、戦争を起こす感情や、悲しみ・怒り・憎しみといった負の感情とは、オカルト的には一種サイキックエネルギーとして認知されていまして、そのエネルギーそのものが彼らの生命を維持する食料のようなものとして必要なのではないかと私は見ています。サイキックパワーを、彼らは吸血鬼のように摂取し続けなければいけないんでしょうね。
例えば、大きな戦争で5万、10万という単位の人々が亡くなることがあります。その時に人間のサイキックエネルギーが膨大な量で放出されます。それは異次元人にとって、貴重なエネルギーの供給源になるわけですよ。
−−感情エネルギーを摂取するために、人類を進化させず、生かさず、殺さずで、常に管理していくということですね。そして彼らは遠い星から来ているのではなく、違う次元からやって来ていると。この本では、その陰謀が暴かれているんですね。
浜田 そうです。
(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou