最も古い記憶は小学校に入ったばかりの頃。夜中に目が覚めてトイレに行ったら、右ひざの裏が痛くてたまらない。触ると指がズブズブ入るので驚いてちゃんと見てみたら、穴が開いていました。その傷は今も残っています。矢追純一さん監修によるテレビのUFO特番で「キャトルミューティレーション」の話を知って、もしやと思ったのです。
キャトルミューティレーションを直訳すると「牛の切断」で、牛や馬など家畜の体の一部が切断される現象。アメリカの牧場で多発したとのこと。野性動物に喰われた可能性も考えられるものの、発生前後にUFO目撃談などが出てきたことから、宇宙人が実験もしくは狩りをしているのではないかと噂されたりもしました。
さらにその後、UFOに連れ去られたと証言する人の精密検査をしてみると、体内に発信器のようなものが埋め込まれていたなんて話も。つまり家畜による実験は既に終了していて、次の段階である人間の行動分析にまで、異星人の研究は進んでいたと考えられるわけです。
小学校高学年の頃には夢遊病の気があり、目が覚めると外にいることもありました。でもそれは本当に夢遊病だったのかどうか。UFOが定期的に僕を呼びよせて、右ひざの裏に埋め込まれた発信器のメンテナンスを行っていたようです。実は自室のベッドから見える夜空に、UFOを発見することも何度かありました。
貯水池周辺でのUFO目撃談は世界中でも多いそうですが、父親が撮影した貯水池の写真にも、オレンジ色のUFOが映っていたのです。友達に見せるつもりで部屋に持って行ったものの、机の上に置き忘れたまま学校へ出かけ、帰ってみると写真は消えていました。そして何故か窓が開いています。それはUFOを良く見る窓ですから、証拠品を回収したのでしょう。
発信器が今もついているのかどうか定かではありませんが、あれから長い年月が経っていますから、宇宙人の科学技術も格段に進歩し、人間には全く見破れないような方法によって、我々を操っている可能性は十分にあります。だからもし何か変なことを書いていても、それは宇宙人の仕業なのかもしれません。(工藤伸一)