来年度のJRAの開催日程が発表されました。それによると、来年は1月4日(日)が新年のスタート。これまで1月5日が東西の金杯という脳内細胞ができていたものですから、4日が「中山金杯」というのは何となく違和感があります。
それはともかく、年末の有馬記念が12月27日。今年よりも1日早くなったのですが、それでも1年間どっぷりと競馬に浸かっていますと、有馬記念の後くらいしか、ゆっくりすることができません。関係者の中には、帰郷される方、あるいはこの期間を利用して、海外の競馬視察に出かけたい方もいるかもしれません。また、土、日曜が休めず、普段できない家族サービスをと考えている方は、年末の休暇くらいは、と思っていることでしょう。どうやら来年も最後の最後まで競馬づけになりそうです。
さて、今週で福島開催が終了。フィナーレを飾るのは「福島記念」です。1番人気馬が過去10年で、2度しか連対したことがないレース。
一昨年が追い込んだサンバレンティンが優勝。昨年がアルコセニョーラとナリタプレリュードの追い込み2頭で決着。最後の開催とあって、馬場の内側を走らされた馬がゴール前で失速というケースが目立っています。
そこで、注目はブレーヴハート。典型的な追い込み型。実は、今年の夏の福島・阿武隈Sでレコード勝ち。それも大外一気の見事な追い込み劇。時計が芝2000メートル1分58秒1。ラスト3Fが34秒5。ちなみに、翌週の七夕賞で優勝したミヤビランベリが1分59秒8で、35秒8。当時3着だったマイネルキッツが1分59秒9で、35秒3。マイネルキッツはその後、新潟記念2着、オールカマー4着。その比較からいっても阿武隈Sの時計は破格のものです。
しかも、57キロの斤量を背負っての芸当。今回のハンデ53キロは、間違いなく強力な後押し材料になるはずです。加えて阿武隈Sの時と同じく連闘での挑戦。当時よりも追い込みが利きやすい舞台。阿武隈Sの再現に期待して◎です。