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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(POG・牝馬編)

 POGファンのみなさん、現3歳馬の成績はいかがだろうか。ダービーが終わるとすぐに新しい世代のPOGが始まるため、指名馬選びが佳境に入っているところだろうか。そこで指名馬選考真っ只中のみなさんの参考になればと、ハッシーの特選2歳馬を2週にわたって牝馬、牡馬5頭ずつ紹介させていただく。なお、ドラフト1位、2位候補では面白みがないので、3位指名以下でも取れそうなところをチョイスしてみた。

 今週は特選牝馬5頭。

5位・ラホーヤビーチ
(父タイキシャトル、母エアラホーヤ、母父ボストンハーバー、栗東・松永昌博厩舎、馬主はヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン、生産は新ひだか・藤原牧場)
短評/牝馬らしいシャープな体つき。バネがありフットワークの良い走りをしている。鹿児島で乗り込まれてきたため仕上がりが早く、早期デビューの期待できる。

4位・エイジアンウインズの12
(父キングカメハメハ、母エイジアンウインズ、母父フジキセキ、栗東・藤原英昭厩舎、馬主は太田美實氏、生産は新ひだか・藤原牧場)
短評/前駆にはまだ頼りなさが残るが、全体の造りは良く、走るキングカメハメハ産駒に多く見られる筋肉量が豊富なトモ。これからの成長次第では化ける可能性大。

3位・レッドベルダ
(父ディープインパクト、母エリモピクシー、母父ダンシングブレーヴ、栗東・安田隆行厩舎、馬主は東京ホースレーシング、生産はえりも・エクセルマネジメント)
短評/兄に重賞勝ちのリディル、クラレントを持つ偉大な母エリモピクシーの仔。産駒初の牝で、兄弟の中では小柄に出たが馬体はさすがのデキ。小柄ながら腹袋はしっかりとしており、父の産駒らしくバネがあり如何にもキレがありそうな体つき。マイルあたりでの活躍が見込める。

2位・フローレスダンサー
(父ハービンジャー、母ダンスインザムード、母父サンデーサイレンス、栗東・松田博資厩舎、馬主は社台レースホース、生産は千歳・社台ファーム)
短評/ダンスインザムードの仔は、これまで4頭がデビューし、すべて2勝以上している堅実派。本馬は新種牡馬ハービンジャーの産駒となるが、良い意味で牝馬らしくない重量感のある馬体をしている。好位からの抜け出しを得意としそうなタイプ。

1位・ロジナン
(父ディープインパクト、母ナン、母父High Yield、美浦・大竹正博厩舎、馬主は久米田正明氏、生産は新冠・パカパカファーム)
短評/バランスの取れたグットルッキングホースで、この時期の父の産駒としてはしっかりと筋肉がついており、特にヨロの筋肉が良い。終いの爆発力が楽しみな体つき。胴長で距離は長めが良く、2000m前後での舞台が合うだろう。

※来週は牡馬編を掲載予定。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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