私のところに来てくださるお客さんは結構、紳士の方が多くて、あまり嫌な思いもしないんですけど、「絶対Hしたい!」みたいな意欲満々のお客さんもたまにいます。あまりにガツガツされるのは論外ですよね。グラスを渡すときにちょっと指が触れただけでも鼻息が荒くなったり、私の胸元をチラチラ見ながら反応しちゃってる人もいます。そうかと思えば、すごいストレートに札束積まれて、「これでお願い」と言われたこともあります。軽く100万はあったと思います。もちろん、断りましたが、現実にこんなお客さんもいるんだなってある意味、感心しちゃいました。Hしたいなら、そういう系の風俗店に行けばいいのに、「深雪ちゃんじゃなきゃダメ」なんて言ってくれるとすごいカワイイな〜って思っちゃうんですけどね。
でも、私の場合はお金じゃダメなんですよね。そうかといって、気持ちが入っちゃうのも問題だと思います。じゃあ何かって言うと、まさに「肌が合うか」なんです。私、相手の体温とか肌の感触、匂いにすごい細かいこだわりがあってそこが合わないと他がいくら良くてもHできないんです。以前、坂口憲二さんみたいな超カッコ良くてパーフェクトな方とご縁ができたんですけど、手を繋いだらすごく温かかったんです。『あ〜ダメかも』って思ったんですけど、すっごく好みの顔だったから、そのままホテルに行ったんですね。でも、彼の体全体、体温が高めで、触れられてもどうしても全く気持ちよくなれなくてごめんなさいをしました…。
肌にあまり湿度がなくて腕に抱きついたときに冷たさを感じるくらいの体温の人だとかなり感じちゃいます。筋肉の付き具合とか匂いも関係してます。手でもわかるので、お店でおしゃべりしながらでも、この人とは体が合う合わないって分かっちゃいます。そういうお客さんが来たときはうまくアフターとかに持ち込んで…、ちょっといい思いをしちゃってます。それでも、なかなか今の彼氏を超える人はいませんけどね。今の彼、ルックスはイマイチなんですけど、肌がパーフェクトなんです。胸に顔をうずめて深く息を吸うと肌そのものの匂いもたまらないんですよね。指1本触れられただけでメチャメチャ感じちゃうし!
私のキャバ嬢ライフはこんな風に楽しみいっぱいなんですけど、大概の女の子はH目的のお客さんを嫌う傾向だからみなさんは紳士に楽しんでくださいね。
*写真は本文とは関係ありません
【写真提供】新宿レジェンド