ハンデ戦の「テレビユー福島賞」は斤量で恩恵を受ける3歳馬が2頭挑戦してきました。その中の一頭、エイシンパンサー。新馬戦のケタ違いの末脚にひかれて、昨年末の阪神JFでは、◎に推奨したことを記憶しています。
そのエイシンパンサーが2戦2勝の1200m戦で連勝を狙っています。おそらく、前走くらい走ればチャンスは十分です。ただ、休養明けで走りすぎたきらいがあり、やや反動が気がかりです。
そこで、ここは一番、レットバトラーに◎。
というのも、2走前の1600万・飛騨Sが惜しい2着。5カ月ぶりの実戦で厳しい競馬の中、大いに収穫はあったはずです。休養中にノドを手術したのが、やや危惧されてか8番人気と評価を下げていましたが、それを払拭する快走。しかも、6歳の夏にして自己最高のタイムを更新。これは手術が大成功だった証しと見て問題ないはずです。
前走は馬体重が復帰初戦よりも2kg増加。反動を気遣って、陣営が慎重になりすぎたきらいがあります。しかも、開幕週なのに終始外々を回り、直線も大外。結局、このロスがひと息伸び切れなかった要因のように思われます。
今回は走りごろの3走目でもあり、ハンデが据え置きの55kg。昨夏の三宮特別では、芝1600m1分32秒4とオープンレベルの好時計をマーク。ハイレベルの力の持ち主であることを実証しています。
母は重賞馬スカーレットブーケ。そうです、ダイワメジャー、ダイワスカーレットの兄弟です。これら兄や妹に続けとばかり、大きく羽を広げて、大ジャンプを狙います。
相手は前記エイシンパンサー。そしてクールシャローンが有力。