◎キズナ
○アクションスター
△リグヴェーダ
△サトノキングリー
△マズルファイヤー
これまでの実績を考えると、キズナに人気が集まるのは仕方のないところ。おそらく、ダービーに出て一線級に混じって戦えるのも同馬だけだろう。前走・毎日杯からちょうど1か月半。皐月賞を回避してダービー1本に絞って調整されてきたが、この間に背が高くなり、キ甲が抜けて良い筋肉が付いてきているように、馬体面の成長が著しい。0.1秒差ながら5着に敗れた弥生賞で評価を落としたものの、続く毎日杯の圧勝で再評価。ロゴタイプと手合わせしていないだけに、ここの勝ち方如何では、(ダービーで)東のロゴ、西のキズナという構図になるかもしれない。そこがレースの見どころか。
相手筆頭は、2か月ぶりの前走・スプリングSで14キロ減で10着に敗れたアクションスター。馬体も戻り状態面は確実に上向き。1800mから2200mに距離が延びるのもプラス材料だろう。ラジオNIKKEI(4着)、京成杯(2着)の実績から巻き返しがあって当然だ。
他は、正直なところパンチ不足。はなみずき賞を勝って勢いの感じられるサトノキングリーも引っ掛かる面があったり、素質馬リグヴェーダも馬体に実が入っておらず本格化はまだまだ先の印象であるし、皐月賞7着のマズルファイヤーも連戦の疲れが心配な面がある…3連単のヒモは、下見所の気配を見て手広く流した方がよさそうだ。
【馬単】(5)→(4)
【3連単】1着(5)2着(4)→総流し
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。