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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(NHKマイルカップ編)

 1996年の創設時は日本ダービーに外国産馬の出走枠がなく、外国産馬の春の目標はNHKマイルC。ゆえにマル外ダービーと呼ばれていた。その名の通り第1回優勝馬タイキフォーチュンから第6回クロフネまで外国産馬が6連勝を飾っていた。が、第7回テレグノシスが国産馬初優勝を飾ると、昨年まで11連勝している。今年は久々に外国産馬が1番人気になりそうで、国産馬の連勝にストップをかけられるか注目のレースとなりそうだ。では、そんな注目の一戦で、過去10年のデータから導き出される勝ち馬を一刀両断する。

(1)勝利数
・1勝馬は過去10年で勝利なし
○残った馬・アットウィル、アルバタックス、インパルスヒーロー、エーシントップ、ガチバトル、ゴットフリート、コパノリチャード、サトノネプチューン、ザラストロ、サーストンニュース、ジェベルムーサ、シャイニープリンス、ストーミングスター(公営含む)、ディアセルヴィス、ノボリディアーナ、フラムドグロワール、マイネルエテルネル、マイネルホウオウ、ミリオンフレッシュ、モグモグパクパク、ラインミーティア、レッドアリオン、ローガンサファイア。

(2)レース間隔
・勝ち馬は中3週〜中5週
○残った馬・アットウィル、アルバタックス、エーシントップ、ガチバトル、ザラストロ、ストーミングスター、ディアセルヴィス、マイネルエテルネル、マイネルホウオウ、ミリオンフレッシュ、モグモグパクパク、ラインミーティア、レッドアリオン、ローガンサファイア。

(3)前走条件
・前走1400m以下は勝利なし
・前走は重賞に出走
○残った馬・エーシントップ、ガチバトル、ゴットフリート、ザラストロ、ストーミングスター、ディアセルヴィス、マイネルホウオウ、モグモグパクパク、レッドアリオン。

(4)実績
・勝ち馬は07年ピンクカメオ以外9頭が重賞で2着以内の経験あり
○残った馬・エーシントップ、ゴットフリート、ザラストロ、レッドアリオン。

(5)前走着順
・過去10年8勝が前走毎日杯、桜花賞、ニュージーランドトロフィーで3着以内。着外からは03年ウインクリューガー(毎日杯8着)、07年ピンクカメオ(桜花賞14着)のみ。
残った馬・エーシントップ、レッドアリオン。

【総括】
残った2頭は甲乙つけがたいところであるが、全5勝内重賞3勝の実績を評価して本命は◎エーシントップとする。関東にも度々遠征しており輸送に不安がなく、左回りも2戦2勝と文句なし。01年クロフネ以来の外国産馬による勝利に期待したい。対抗はもちろん○レッドアリオン。こちらは未勝利を勝ち上がるまでに時間を要したが、それ以後は重賞で上位争いをしており能力の片鱗を見せつつある。特に前々走のフローラルウォ−ク賞では、4番手から最速の上がりを使って3馬身1/2差で勝利し、左回りの適性の高さを示した。そして同馬には心強いデータが一つ。同馬所属の橋口弘次郎厩舎は、過去10年で7度出走し、1着1回、2着1回、3着2回と複勝圏率5割7分と非常に高い。データから上 記2頭のどちらかが勝つと出ているが結果や如何に。なお、ハッシーの最終決断は、馬体、調教を総合的に判断し、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」にて公開する。

☆おまけ☆
今週は土曜日にダービートライアルのプリンシパルステークスがおこなわれるが、そこで推奨の一頭を。本命にはインパラトールを推したい。デビュー戦から萩ステークスまで使われるごとにパフォーマンスを上げており、使われて良くなるタイプ。今回叩き3戦目で確実に状態が上昇してきておりここは狙いどころ。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜日掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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