1980年代の日本を舞台に、「ナイスですね〜」などの決めゼリフで「アダルトビデオの帝王」と呼ばれながら前科7犯、借金50億円を抱えた村西とおる氏の波瀾万丈の半生を描いた。
村西氏といえば、今では一般的となった、自らブリーフ1枚になってカメラを構え、女優と絡む“ハメ撮り”を考案。山田は村西氏になりきってハメ撮りシーンまで熱演。大きな話題を呼び、長澤まさみ、有吉弘行、鈴木亮平ら芸能人もSNSで賛辞を送り、配信開始からわずか1週間の8月16日には早くもシーズン2の制作が発表された。
「テレビや映画、さらにはCMで活躍している山田だけに、制作サイドはダメ元でオファーしたようだが山田はかなりノリノリ。撮影前に村西氏と実際に会い、村西氏の話し方や物腰をじっくり観察し、自分なりに役作りしていったという。しかし、作品の内容が過激で、今後の山田の仕事に悪影響を与える可能性もあった。山田にとっては大きな賭けとなったようだ」(芸能プロ関係者)
山田以外のキャストは満島真之介、玉山鉄二、リリー・フランキーら大手以外の事務所に所属する役者陣が中心。また、村西氏が売り出した伝説のAV女優・黒木香役は、大手事務所に所属して芸歴もあるものの、鳴かず飛ばずの女優・森田望智が熱演した。
「黒木といえば脇毛がトレードマークだが、オーディションを受けた女優の中で森田だけが脇毛を生やしてきたそうで、即決だったようだ」(映画業界関係者)
結果、「全裸監督」は「新語・流行語大賞」に選ばれてもおかしくないほどの話題作に。山田は賭けに勝ったようだが、制作サイドはかなりの誠意で山田に応えたようだ。
「とにかく制作費が潤沢。山田の1話当たりのギャラは、『ドクターX』(テレビ朝日系)の新シリーズに主演する米倉涼子の1話500万円に匹敵するほどだと言われている。それぐらいもらえれば、ほかの仕事が入らなくても問題なさそうだ」(同)
シーズン2が好評ならば、さらなる続編もありそうだ。