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1位の称号は誰の手に?プロ野球打撃6部門の“平成”記録

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イチロー

 平成30年間のプロ野球において、数多の選手が獲得してきたタイトル。その中で平成最高の数字を残したのは一体誰なのか、今回は打率、本塁打、打点、盗塁、安打、出塁率の打撃6部門を対象に、平成記録をマークしたタイトルホルダーを以下に見ていこう。

■打率:イチロー(オリックス/.387/2000年)
 翌2001年にメジャーに旅立つ安打製造機が、現時点では日本最後となるシーズンで残したこの記録。2位のウォーレン・クロマティ(巨人/.378/1989年)をわずかに上回り、見事に平成トップの数字となった。

■本塁打::ウラディミール・バレンティン(ヤクルト/60本/2013年)
 今なおヤクルトの主軸を務めるオランダ王国・キュラソー島出身の大砲は、2013年に平成記録、プロ野球記録をいずれも更新する60本の本塁打をマーク。この記録は新元号の時代に入っても、しばらくはトップの座に君臨し続けることになるかもしれない。

■打点:ロバート・ローズ(横浜/153打点/1999年)
 球団史上最高との呼び声も高い助っ人は、この年“マシンガン打線”の中心として打点を荒稼ぎ。その結果、2位の今岡誠(阪神/147打点/2005年)を6打点差でかわし、平成最高の打点王となった。

■盗塁:赤星憲広(阪神/64個/2004年)
 前年に球団記録を更新する61個の盗塁を決めていた“レッドスター”は、翌2004年も変わらず盗塁を量産。ちなみにこの「64」という数字は、同年のセ4球団(ヤクルト、巨人、広島、横浜)、パ3球団(日本ハム、ロッテ、近鉄)のチーム記録を上回ってもいる。

■安打:秋山翔吾(埼玉西武/216本/2015年)
 柳田悠岐との首位打者争いには惜しくも敗れたものの、安打数では圧勝を収めた秋山。稀代のヒットメーカーであることは改めて言うまでもないが、この2年は共に20本塁打以上をマークするなど、長打力も兼ね備えた打者へと進化を遂げている。

■出塁率:落合博満(中日/.4728/1991年)
2位の小笠原道大(日本ハム/.4725/2003年)を3毛差で上回り、平成トップとなったのは落合。なお、落合は1986年(昭和61年)に、「.487」というプロ野球記録をマークしてもいる。

文 / 柴田雅人

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