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一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(10/21) 菊花賞

◆京都11R 菊花賞

◎ゴールドシップ
△12コスモオオゾラ
△13ダノンジェラート
△17タガノビッグバン
△18トリップ
△3ベールドインパクト
△9フジマサエンペラー

 ダービー馬の回避でゴールドシップの「1強ムード」となった。それもそのはず。秋初戦、前走・神戸新聞杯では後方待機から早めにまくって後続を突き放す圧倒的な横綱相撲をみせたのだから。あのロングスパートはなかなか出来ない芸当。あの競馬をみせられては、密かにラスト1冠を狙っていた他陣営もバンザイだろう。最終追い切りでも沈み込むダイナミックなフットワークで満点の動きを披露。2冠奪取に向けて万全の態勢といってよい。
 馬券の焦点は2、3着。買う側としては、人気薄が突っ込んでの「ヒモ荒れ」を期待したい。近いところでは、3連単50万オーバーだった08年の1番人気オーケンブルースリ優勝、2着15番人気フローテーション、3着9番人気ナムラクレセント、そんなイメージ。「決め打ち」でゴールドの相手は人気薄に絞る。柴田大騎手負傷で岩田騎手に乗り替わるコスモオオゾラ、(なかなか無い)キャリア5戦目で菊出走を決めた底知れぬ潜在能力を秘めるダノンジェラート、夏場から3連勝中の上がり馬タガノビッグバン、先行策からの押し切りを狙うJDD2着のトリップ、一線級とは完敗続きでも今回出走のディープ産駒の中では一番スタミナ色の強い配合のベールドインパクト、そしてブリランテ回避で繰り上がり出走が可能となった強運の持ち主フジマサエンペラー。フジマサは運だけではなく、昨秋の東京スポ杯2歳Sでブリランテの2着、父シンボリクリスエス×母チューニー(オークス2着)とスタミナ面の裏付けも十分だ。

【馬単】流し(1)軸(3)(9)(12)(13)(17)(18)
【3連単】フォーメーション(1)→(3)(9)(12)(13)(17)(18)→(3)(9)(12)(13)(17)(18)

<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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