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パンクラス“荒鷲2世”坂口征夫に、格闘大国から熱視線

 “荒鷲2世”坂口征夫(チーム坂口道場)が27日、パンクラス東京・後楽園ホール大会でプロデビュー戦に臨んだ。対戦したチェ・ヒュンソク(韓国)にまさかのKO負け。黒星発進となってしまったが、その一方で荒鷲2世には格闘大国アメリカから熱視線が注がれていることが判明した。荒削りの荒鷲2世に負けてなお、称賛の嵐だ。
 第4試合でプロデビュー戦に臨んだ征夫。父親で元プロレスラー坂口征二のテーマ「燃えよ荒鷲」にのって入場すると、大歓声で迎えられた。静かな立ち上がり。のっけから積極的に首相撲からのヒザ蹴りを浴びせていった。
 1分過ぎには強烈な右のミドルキックにハイキック。会場のボルテージも上昇したが、まさかKOシーンはその直後だった。リーチの長いチェの右ストレートを顔面に被弾してよろめき最後は1分51秒、左フックを打ち抜かれて無念のレフェリーストップ。険しい表情のままリングを後にした。
 初戦を白星で飾れなかった征夫は試合後も興奮状態。一度は絶叫しながら控え室へと消えたものの、大会終了後には姿を現した。左の眉間を切って流血した征夫は「経験不足。あすにでも韓国に行ってリベンジしたい」と反省しきり。しかし、そんな中で意外なところからも好評価が下っていた。パンクラスと提携している米新興団体のボードッグだ。会場に来場していた同団体のマネージャー、エリック・ニコル氏は「サカグチは良い選手」と手放しでほめ「これからの選手なんだろ?注目してるよ」と興味を示した。

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