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東京ダービー 伏兵サイレントスタメンがV

 「第55回東京ダービー」は3日、大井競馬場で行われ、金子正騎手が騎乗した8番人気のサイレントスタメン(牡3歳、川崎・足立勝厩舎)が優勝。クラウンCに続き、重賞2連覇を飾った。2着にブルーヒーローが入り、足立勝厩舎がワン・ツーフィニッシュ。足立調教師は4度目の挑戦で初のダービータイトルを手にした。人気を分け合ったナイキハイグレード、ネフェルメモリーはともに直線で伸びを欠き3、4着に終わった。

 「やったよ!!」。1979年デビューの46歳、ダービー騎乗8度目にして初勝利の金子騎手から開口一番に喜びの声が飛び出した。「直線の伸びがすごかったし、前も伸びていないから差し切れると思った。最後の脚に賭けていた」。愛馬の持ち味をフルに引き出した、いぶし銀の冷静な手綱さばきが光った。
 次走は「第11回JDD」(JpnI、大井2000メートル、7月8日)を視野にオーナーと相談の上で決定の予定だ。

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